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【新型三菱アウトランダーPHEV徹底試乗①市街地編】日常域ではほぼ100%EV走行が可能!

三菱アウトランダーPHEV

2024年10月末に発表された新型アウトランダーPHEVの評価がすこぶる高い。現行型のデビューから約3年というショートスパンでの改良版だが、実際に走らせてみると、その進化の幅はマイナーチェンジの域にとどまらないことが実感させられる。大幅に磨き上げられたパフォーマンスの真実を、モータージャーナリストの島下泰久が走行シーン別にコメント動画を交えて解き明かしていく。全3編のうち初回は「市街地編」をお届けする。

日常域での“たおやかな走り”

新型アウトランダーPHEVは、見た目には変化は大きくない。しかし、実はそのエクステリアは、ボディ外板を作り直してパネル同士の合わせの精度を高めるなど、一層きめ細やかな作り込みを行なっている。大きく印象が異なるわけではないが、どことなく高まった良いもの感。そんな印象は、実は走りに関しても共通している。

【画像9枚】三菱アウトランダーPHEVの市街地編フォトギャラリーはコチラ
三菱アウトランダーPHEVやはりクオリティ高く仕立てられた室内に乗り込み、クルマを発進させるやいなや、頭に浮かんだのは、たおやかという言葉だった。バッテリーに余裕があれば、アウトランダーPHEVは街中を電気モーターだけでBEVとして走る。滑らかで、静かで、そして力強い走りは、そんな風に評したくなるものだ。

三菱アウトランダーPHEV

視認性に優れた水平基調のダッシュボード。S-AWCの走行モード切替ダイヤル、EVモード/イノベーティブペダルオペレーションモードのセレクタースイッチなどは、ATセレクターとともにセンターコンソールに集中配置される。

しかも今回、アクセル制御を穏やかに変更することで、不用意に踏み込んでもビュンと飛び出すようなことがなくなっている。こうしてクルマとの一体感が強まっているのも、走りを上質と感じさせているのは間違いない。

三菱アウトランダーPHEV

セミアリニンレザーシートはデザイン変更とともに室内トリムも含めて新色のブリックブラウンを採用。小柄な方や子供であれば、3列目シートの居住性も悪くなく、展開、アクセスも万全。ユーザーフレンドリーなユーティリティ性は三菱ならでは。

そのままアクセルを踏み込んでいっても、エンジン音が高まったりすることなく、窓の外の景色の流れるスピードだけ高まっていく。アウトランダーPHEVならではの、他のクルマではなかなか味わうことのできない走りの世界だ。
三菱アウトランダーPHEVしかも今回、バッテリーの容量拡大に加えて各部の高効率化によって、EV航続距離はいよいよ100kmの大台を超えた。つまり普段使いでは、ほとんどエンジンが始動することなく、ほぼ全域に渡ってEVとしての気持ちの良い走りを楽しめるのである。
走りの質という意味では、標準装着のタイヤがオールシーズンタイプからサマータイヤに変更されたことも、影響は小さくなさそうだ。路面からの当たりはよりしなやかになり、心なしか静けさも増している。

三菱アウトランダーPHEV

20インチと18インチのアルミホイールもデザインを一新し、タイヤもオールシーズンからサマータイヤへと変更されている。

日常的な場面でも確かに進化を感じさせる、たおやかな走り。「ますます、いいクルマになったなあ」と思わずひとりごちてしまった。

市街地編の動画はコチラから

【Specification】三菱アウトランダーP Executive Package
■車両本体価格(税込)=6,685,800円
■全長×全幅×全高=4720×1860×1750mm
■ホイールベース=2705mm
■トレッド=前:1590㎜、後:1595mm
■車両重量=2180kg
■エンジン型式/種類=4B12(MIVEC)/直4DOHC16V
■内径×行程=88.0×97.0mm
■総排気量=2359cc
■最高出力=133ps(98kW)/5000rpm
■最大トルク=195Nm(19.9kg-m)/4300rpm
■モーター形式/種類=前:S91/交流同期電動機、後:YA1/交流同期電動機
■モーター最高出力=前:85ps、後:100ps
■モーター最大トルク=前:255ps、後:195ps
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■燃料タンク容量=53L(レギュラー)
■燃費(WLTC)=17.2km/L
■サスペンション形式=前:マクファーソンストラット/コイル、後:マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前後:255/45R20

三菱アウトランダーPHEVのより詳細な情報はコチラから

フォト=郡大二郎 D.Kori

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