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電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N

自動車専門誌「ル・ボラン」が、東京・二子玉川にあるライズ(rise)にて、3/15日(土)- 16日(日)に開催する入場無料のオープンイベント「EV:LIFE FUTAKO TAMAGAWA 2025」では、以前の記事でお伝えした通り今回新たな試みとして「EVアワード」を実施します。

これは、現在日本国内で購入可能なEV(BEV=完全な電気自動車。ハイブリッド車は含まない)の中から、編集部が独自の基準で選んだベストな1台を決めようというもの。今回は現在日本国内で購入可能なEVから、ル・ボラン編集部内で8台のノミネート車を選出させていただきました。

その中でル・ボラン編集部員の浅石が選んだのが「ヒョンデ・アイオニック 5 N」です。その選考理由と、モータージャーナリストの石井昌道さんによる「アイオニック 5 N」のおススメポイントについても紹介します。

【画像31枚】ル・ボラン編集部員の浅石がEVアワードに推す1台「ヒョンデ・アイオニック 5 N」のフォトギャラリーを見る

5N専用となる大型のリアスポイラーを装備。前後モーターで最高650psを発揮し、0→100km/h加速は3.4秒だ。

ヒョンデのスポーツ部門を担当するサブブランド「N」が送り込む初のピュアEVスポーツカーであるアイオニック 5 Nは、登場時から話題沸騰の1台でした。単にBEVスポーツとしてのパフォーマンスを高めるだけでなく、様々な先進デバイスを用いてドライビングプレジャーを高めていることが同車最大の特徴です。

ステアリングには設定したドライブモードを呼び出せるショートカットボタンが付く。ベースモデルの足元はウォークスルーとなっていたが、5Nではニーパッドを兼ねたセンターコンソールが備わる。

特に疑似エンジンサウンドの「N Active Sound+」と、シフトショックまで再現した「N e-Shift」はエンジン車好きを唸らせるほど。それもそのはず、アイオニック 5 Nの開発エンジニアたちはランエボやS2000といった国産スポーツカーが大好きで、その気持ちを素直にぶつけたからこそやりたいことが明白で、クルマ好きなら共感できる1台に仕上がっているのです。

ほかにもBEVのネックとなりがちなバッテリーの熱管理もピカイチで、テスト走行ではニュルブルクリンク北コース2周をアタックしても大丈夫だったというのだから驚きです。

これまでモーターの大トルクを生かした強烈な加速力を謳ったBEVスポーツは多くありましたが、アイオニック 5 Nのような絶対的な”速さ”だけにとどまらない、クルマで走る楽しさにスポットを当てた、という意味では唯一無二の存在と言えます。

BEVはちょっと……と、思っている人にこそぜひとも一度乗っていただきたい、そんなクルマです。

石井昌道氏の「ヒョンデ・アイオニック 5 N」おススメポイント

直線基調を用いたユニークなエクステリア、カフェのような暖かみのあるインテリアなど洒落た雰囲気のアイオニック5だが、ハイパフォーマス・ブランドの“N”が送り出すアイオニック5Nは世界でもっとも走りの楽しさを追求したモデルだ。シャシーもパワートレーンもベース車とは別モノで、サーキットを走ればちょっとしたレーシングカー並の性能を示す。さらに、疑似的なエンジン音やシフトチェンジが実現されている。ギミックではあるのだが、その造り込みの本気度が高く、生粋のエンジン車ファンも虜になってしまうほどだ。高性能な直噴ターボエンジン+DCTにかのようでBEVに乗っていることを忘れてしまう。もちろん静かかつシームレスにも走れる。
石井昌道氏のインプレッション動画はコチラ

【SPECIFICATION】ヒョンデ・アイオニック5N
■車両本体価格(税込)=8,580,000円
■全長×全幅×全高=4715×1940×1625mm
■ホイールベース=3000mm
■車両重量=2210kg
■モーター最高出力=前:238ps(175kW)/4600-10000rpm、後:412ps(303kW)/7400-10400rpm
■モーター最大トルク=前:370Nm(37.7kg-m)/0-4000rpm、後:400Nm(40.8kg-m)/0-2700rpm
■サスペンション形式=前:マクファーソンストラット、後:マルチリンク
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤサイズ(F:R)=275/35ZR21:275/35ZR21
問い合わせ先=HYUNDAIカスタマーセンター TEL0120-600-066

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