VWオーナー&ファンが「R」のパフォーマンスを満喫するイベント
2025年1月に大幅なアップデートを受けたフォルクスワーゲン「ゴルフR/ゴルフRヴァリアント」。歴代最強333psを発揮する2LエンジンとVW独自の4WDシステム「4モーション」を与えられた「R」の圧倒的パフォーマンスを一般のオーナーやファンが実際に体験できるイベント、「Thrilling R(スリリングR)」が開催された。
【画像26枚】プロドライバーの同乗走行も!「ゴルフR」の性能が解放されたイベントの様子を見る
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京をゴルフ軍団が疾走
2025年5月17日(土)にフォルクスワーゲン ジャパンが開催した「スリリングR」には、VWのパフォーマンスモデルのオーナーや、キャンペーンで応募して抽選により選ばれたファン、約100組200名が参加。会場となった「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」は千葉県木更津市に2021年にオープンした施設で、ハイパフォーマンスなクルマの性能を思う存分に試すことができるクローズド・コースが特色となっている。
VWの「R」チームは2025年に世界各国でトラック・イベントを開催するツアーをしていて、今イベントもその一環。そのため、VWジャパンのブランドディレクターのイモー・ブッシュマン氏に加えて、この日のためにドイツから来日したベニー・ロイヒター氏(レース、テスト、開発担当ドライバー、VW Rブランドアンバサダー)、ヨーナス・ティーレバイン氏(VW Rテクニカルデベロップメント エンジニア)、ペドロ・マルティネス・ディアス氏(VW Rセールスマーケティング責任者)の3名が、参加者たちを出迎えた。

ニュルやラグナ・セカを再現したコースで「R」の走りを体感
参加者は4つのグループに分かれ、3つの走行プログラムを楽しんだ。全長約2.1kmのハンドリングトラック(周回路)は、前半にS字コーナーが連続する登り、後半はニュルブルクリンクのカルーセルやラグナ・セカのコークスクリューを模したコーナーなどで構成される。ここでは、プロドライバーの先導のもと、参加者がゴルフRのステアリングを握り、その加速やハンドリング性能を試した。

とくに前半のS字コーナーでは、あえてコースの中央を走ることで、「R-パフォーマンス トルクベクタリング」がもたらす優れたコーナリング性能と安定感のある走りを体感。後半では通常のレーシングラインを走るという構成だ。くわえて、VWのベニー・ロイヒター氏、ヨーナス・ティーレバイン氏、日本のレーシングドライバー谷口信輝氏、モータージャーナリストの大谷達也氏、藤島知子氏、山田弘樹氏のいずれかが運転するゴルフRに同乗して、極限領域での走りも体験できるという豪華な内容だ。
さらに、ゴルフRと並ぶパフォーマンスモデルである「ゴルフGTI」もドライブして、両車の走りの違いを感じることもできた。

低ミュー路面での定常円旋回にもチャレンジ
また、散水されたドリフトサークルでは、横滑り防止装置のESCをオフにしたゴルフRで定常円旋回に挑戦。滑りやすく不安定な路面であっても、「R-パフォーマンストルクベクタリング」と電子制御ディファレンシャルロック「XDS」や4モーションなど、シャシー全般を統合制御する「ヴィークルダイナミクスマネージャー」の制御により、コントローラブルで安定した定常円旋回が可能であることを実感していた。
そして、ダイナミックエリアではパイロンスラロームコースを設定し、参加者は連続するコーナーを駆け抜けながら、ゴルフRヴァリアントのダイナミックな走りを体験。ここではタイム計測も行い、各グループの上位2名に記念の盾が贈られた。
走行プログラム終了後は、ハンドリングトラックを見下ろせるレストランでの食事や、ドライビングシミュレーターの体験、ゴルフRのアパレルグッズのショッピングなど、多彩なコンテンツが参加者をもてなしたのだった。

安全な環境でVWのパフォーマンスを味わえた
イベント終了後、参加者からは笑顔とともに、「(同乗走行で)ふだん運転しているゴルフRが、ここまでスポーティに走ることに驚きました」「いつもよりアクセルを思い切り踏むことができました。コーナーの安定した走りを体験し、ますますゴルフRが好きになりました」「憧れのプロドライバーの横に乗れて最高です」「8代目ゴルフRに乗っていますが、フェイスリフトした新型の進化がよくわかりました」といった声が聞かれた。
イベントを終えてイモー・ブッシュマン氏はこう語った。
「おかげさまでスリリングRは大成功でした。安全で管理が行き届いた環境のもと、VWブランドが誇るパフォーマンスという側面を、お客様にしっかりとご覧いただけたと思います。お客様からも、このような恵まれた環境でVWのパフォーマンスモデルを運転することができて本当に良かった、楽しかった、というコメントをいただいて、とても嬉しいです」

今回のスリリングRはスペシャルな体験イベントであり、参加できた人々は幸運と言うほかない。これからも、公道では発揮しきれないハイパフォーマンスを安全に体験できるイベントが継続的に開催されていくことに期待したい。
【画像26枚】プロドライバーの同乗走行も!「ゴルフR」の性能が解放されたイベントの様子を見る