
ダッシュボードやキーフォブもモチーフに
ランボルギーニと、ファッション・ブランドの Balenciaga(バレンシアガ)が Fall 25コレクションの一部として初披露した「Balenciaga | Automobili Lamborghini」が、2025年5月21日に販売開始された。これらはバレンシアガの一部店舗およびバレンシアガ.com、バレンシアガ.cnで展開される。
【画像10枚】ランボとバレンシアガ両者の情熱が融合したコレクションを見る!
このコレクションは、最先端のイノベーションに対する両者共通の情熱を称え、クルマの美学とバレンシアガのコードが融合した、革新的なコレクションであるとされる。
スペイン生まれのデザイナー、クリストバル・バレンシアガが1917年に創業し、1937年にパリに拠点をおいたバレンシアガは、2015年以降はアーティスティックディレクターのデムナ・ヴァザリア氏の下でそのブランドを展開してきた。今日のバレンシアガはウィメンズおよびメンズのプレタポルテ、アクセサリー、オブジェ・ダール(芸術/装飾品)を取りそろえ、その豊かな伝統を最先端の現代性とシームレスに融合させているという。
「Balenciaga | Automobili Lamborghini」のコラボレーションシリーズには、プレタポルテ、レザーグッズ、ジュエリー、アクセサリーが含まれる。その代表的なスタイルには、オーバーサイズのボンバージャケットや、モータースポーツに着想を得たというレザーレーシングジャケット、Tシャツ、フーディー、そして Temerario(テメラリオ)のアートワークが施されたトロンプルイユのレイヤードシャツなどをラインナップ。
またこのコラボレーションでは、Rodeo(ロデオ)、Hourglass(アワーグラス)、Explorer(エクスプローラー)、Carrie(キャリー)の 4つのバッグにランボルギーニのシールドエンブレムが飾られた新バージョンが発売するほか、ダッシュボードをモチーフにしたクラッチバッグ、シールドエンブレムやキーフォブから着想を得たチャームも登場。
写真家のステフ・ミッチェル氏によって撮影された「Balenciaga | Automobili Lamborghini」キャンペーンでは、レヴエルトとともにシリーズのアイテムを合わせた Fall 25コレクションが紹介されている。
このコラボレーションのローンチを記念し、世界各地のバレンシアガ・ストアでは、カスタマイズされたスーパースポーツカーやアートワーク、Apple Vision Proアプリによるバーチャル体験などを含む、特別なアクティベーションを展開。また、バレンシアガ のグラフィティ・デカールが施されたレヴエルトが、世界各地のバレンシアガ旗艦店の前に展示されるという。
展示場所はパリのモンテーニュ通り、上海の太古滙、ニューヨークのグリーン・ストリート、マイアミ・デザイン・ディストリクトのほか、東京・虎ノ門の特別ロケーション、ドバイ・モール、ソウルのザ・ヒュンダイ(現代百貨店)などで、各地域に合わせたユニークなカラーパターンを採用するとのこと。
さらなる展開が世界各地のバレンシアガ旗艦店で
こうした展開の一例として挙げられるのは、バレンシアガArt in Storesプロジェクトの新たなエディションとして、ドイツ人アーティストのイングヴィ・ホーレン氏が手掛ける「Platooning Facial Skeleton」シリーズより登場した、「Balenciaga | Automobili Lamborghini」特別エディションだ。
本作はランボルギーニの車両コンポーネントを再構築、再文脈化したものとされ、各パーツを個別に取り付けることでその解剖学的構造を際立たせているという。これらのスカルプチャーは、パリのモンテーニュ通り、ミラノのモンテナポレオーネ通り、ロンドンのニューボンドストリートなどのバレンシアガ旗艦店で展示される。
バレンシアガの旗艦店では、ランボルギーニと Vesaroによるドライビングシミュレーターの店内アクティベーションも実施される。このシミュレーターは実際のランボルギーニ・パーツを用いて、ランボルギーニのチェントロ・スティーレとの共同設計により開発されたもので、パリのサントノレ通り、ロンドンのスローンストリート、上海の太古滙など、世界各地のバレンシアガ旗艦店に設置される予定。
これに加えランボルギーニが提供する Apple Vision Pro アプリでは、最新モデルであるテメラリオをバーチャルリアリティで探索する体験も可能になるという。