48Vマイルドハイブリッドシステムを導入
ステランティスジャパンは、新開発のハイブリッドパワートレインを導入した「Peugeot 308 GT Hybrid(プジョー308GTハイブリッド)」を、全国のプジョー正規ディーラーにて発売した。メーカー希望小売価格(税込)は4,790,000円。
【画像29枚】プジョーらしいスタイルと燃費・走行性能を兼ね備えた308GTハイブリッドの詳細を見る!
308は「個性際立つデザイン、質感の高いインテリア、そして軽量ボディがもたらすダイナミックな走りを強みに、同クラスの新基軸を打ち立てたCセグメントコンパクトモデル」とされている。このたびの新開発ハイブリッドパワートレインの導入は、プジョー・ブランドのラインナップでは308が初となる。308GTハイブリッドの特徴は以下の通り。
約30 km/hまで電動走行が可能
新開発のガソリンターボエンジンと、電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。電動モーターのアシストにより、発進停止時の振動が抑制され、低速からの力強いトルクの立ち上がりと共にスムーズで心地よい加速を味わえるという。

また低速時の100%電動走行も実現、走行状況によって約30km/hまで電気による走行が可能とのこと。信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上させるという。ガソリンエンジンモデルとの比較では、約15%の燃費性能改善を実現したとされ、20.6km/L(WLTCモード)を実現。燃費と排気ガスレベル低減の両立により、購入時の環境性能割は輸入車Cセグメントハッチバックで唯一、1%が適用される。
新開発のガソリンターボエンジンは、従来のそれよりも全体の約40%のパーツを刷新したとのことだが、その結果として最高出力は6psアップ、ハイブリッドシステムトータルでの最高出力は145ps、ガソリンエンジンモデルと比べ約11%の出力向上を実現したとされる。新開発エンジンの改良ポイントは以下の通り。
①タイミングベルトから強度の高いタイミングチェーンに変更し、耐久性を向上
②ミラーサイクル採用により、高効率運転を実現
③ターボチャージャーの可変領域の拡大
④ローラー式バルブリフターによる摩擦低減
⑤インジェクターの高圧化(最大噴射圧 35MPa)
【プジョー308 新型ハイブリッド基本スペック】
エンジン:1.2Lガソリンターボエンジン
モーター:16kW
駆動用バッテリー:48V 897.9Wh
システム合計最高出力:107kW(145ps)
トランスミッション:6速デュアルクラッチオートマチック
燃費(WLTCモード):20.6km/L

ボディカラーは「オブセッションブルー」、「エリクサーレッド」、「ペルラネラブラック」、「オケナイトホワイト」の合計4色から選択可能。なお、今回の新マイルドハイブリッドモデルの発売を機に、既発売のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの名称は「Plug-in Hybrid(プラグインハイブリッド)」に変更された。
【画像29枚】プジョーらしいスタイルと燃費・走行性能を兼ね備えた308GTハイブリッドの詳細を見る!
プジョー308公式サイト