




























日本の道路事情でも乗りやすいプレミアムブランドのミドルサイズモデル
今回は、広いラゲッジスペースを持ち実用性も高く、アウディならではのプレミアム感が感じられるミドルサイズのモデルにフォーカスします。
まずは主力モデルのひとつで最新モデルが日本へ導入されたばかりのステーションワゴン“A5アバント”とそのスポーツモデル“S5アバント”、さらにSUVの“SQ5”について、試乗も交えてそれぞれ魅力的な動力性能の高さや走りの良さ、快適性などを中心にさまざまな角度から分析、いくつかメカニズムについてもご紹介します。
世界的に人間の体が大きくなっていることから、自動車メーカーは室内を広げ続けているため、時代を経るごとに拡大するボディサイズから最近はその限りでもなくなりつつありますが、およそ全長が4600~4800mmのクルマがミドルサイズ、世界的にはDセグメントとされています。
【画像28枚】アウディのプレミアムミドルサイズモデルである「A5/S5/SQ5」の詳細を見る
プレミアムブランドのミドルサイズのモデルには、今回ご紹介するアウディのA5、メルセデス・ベンツのCクラス、BMWの3シリーズ、レクサスのISなどが挙げられ、多くのモデルはセダン以外にもステーションワゴンなどをラインアップしています。
さらにアウディのQ5、メルセデス・ベンツのGLC、BMWのX3、レクサスのNXなどのSUVもあり、いずれもボディサイズが日本の道路事情にマッチしているので人気が高く、販売ボリュームのメインでもあるため各ブランドともに注力しているセグメントと言えます。
アウディではA5等ベーシックモデルのA(Audiの頭文字、ものごとの始まりや世界で最も魅力的なヨーロッパ車という想いを込めたAttractive=魅力的に由来するとされる)と標されるシリーズ、次にAよりもスポーツモデルに位置づけられるS5等のS(Sport=スポーツ)と標されるシリーズ、さらにスポーツ性やパフォーマンスの最も高いモデルであるRSと評されるシリーズ、SUVモデルではAに代わってアウディが誇る4WD(4 Wheel Drive=四輪駆動)テクノロジー「クワトロ(quattro®)」に由来するQと標されるシリーズ、そのスポーツモデルとしてSQ5等のSQと評されるシリーズがあります。
続いてA5とS5について補足しますと、それぞれ従来のA4とS4の後継モデルで、現在は撤回されておりますがBEV(バッテリー型電気自動車)モデルを偶数にするといったアウディ独自のルールに沿って4から5に変更されていて、それぞれステーションワゴンのモデルはアバント(Avant=フランス語で「前に」の意)と称されます。
ダイナミックで力強いアウディの新しいエクステリアデザイン
A5アバントとS5アバントのエクステリアは、全体の印象としては筋肉質でダイナミックでありながらも、アウディのプレミアムモデルらしく落ち着いた印象で知的なデザインだと感じます。
おなじみのシングルフレームのグリルと立体的なハニカムパターンによって迫力があり、均整のとれたフロントからボンネットフードとルーフ、フェンダーとサイドへそれぞれにつながる直線的なフラット面となだらかな曲面が絶妙に組み合わせられてテールまで続き、さらにS5アバントは専用リアディフューザーと4本出しテールパイプがスポーティな印象を与えてくれます。
今回、アウディの新世代内燃機関プラットフォームであるPPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)が初めて採用されていて、ボディサイズはA5アバント及びS5アバントともに先代モデルであるA4アバント及びS4アバントよりも拡大していて〔全長×全幅×全高=4835×1860×1470mm(S5とダンピングコントロールSスポーツサスペンション装着車は1450mm)、ホイールベース2895mm〕、グレードによって少し異なりますが全長65~75mm、全幅15mm、全高15~35mm、ホイールベース70mmとそれぞれ拡大していることも相まって存在感があります。
一方、SQ5のデザインは昨秋ワールドプレミアされた新モデルではなく、日本における現行モデルのため〔全長×全幅×全高=4685×1900×1635mm、ホイールベース2825mm〕、先代のA4アバント及びS4アバントと近しいデザインテイストを持っていて、昨今のアウディのデザインとは違ったシャープで澄んだ印象で洗練されていると感じます。
シングルフレームのグリルがフロントデザインのアクセントとして迫力があり、ボンネットフードの直線的ラインからサイドの丸みを帯びたショルダーへと自然に融合していてグラマラスで優雅だと感じます。さらに専用ハニカムグリルや4本出しのテールパイプも備え、力強くスポーティーでSQシリーズらしさが伝わってきます。
最新世代のインフォテインメントを備えた操作性の良いインテリア
A5アバントとS5アバントは、ボディサイズが拡大された恩恵を受けて室内は前後席共に十分に広い居住空間を備え、今回のポイントでもある実用性の高さに直結する広いラゲッジスペース(448L、リアシート背もたれ倒した時1396L)を備え、各種アクティビティに用いる荷物や、昨今は価格高騰が取りざたされている玄米(30kg袋)複数も十分に積載可能です。
インテリアデザインの特徴をアウディは4つ挙げていて、その内容と実際の印象について触れてみます。1つ目はヒューマン・セントリックデザイン(乗員中心のデザイン)でユーザーの必要な情報にフォーカスした設計とのことで、実際に運転席に座ってみるとディスプレイが湾曲してドライバーに向いて包み込むように視認性の高い各表示がインフォメーションとして入ってきます。
2つ目はデジタルステージでMMI(Multi Media Interface)ディスプレイがドライバーと助手席へそれぞれ独立して鮮明に見えるように配置されていて、助手席の前に設置されたディスプレイは助手席のパッセンジャー専用でとても見やすい場所に配置されていると感じます。
3つ目はマテリアル・ドリブン・デザイン(素材に基づくデザイン)で、素材が機能的な観点から選択され広々とした空間感覚と高い快適性を実現していて、ステアリングやシート、インテリアの素材の感触や質感、色味はモデルに合っていて洗練され安心感があります。
4つ目は視覚的な明快さで、インテリアのレイアウトがクリアで操作しやすく、どんな状況においても全体を把握しやすい設計であるとのこと。実際に各スイッチやパネルの配置は各席において操作しやすいですが、物理スイッチの操作が染みついていることもあってタッチパネルの操作にはどうしても慣れが必要だと感じました。
また、夜間時の特徴としてターンシグナルに連動してフロントウィンドウ下のアンビエントライトが緑色に光る機能は、夜間の左折や右折時に注意を促す安全性とライティングとしての美しさを兼ね備えた良い機能だと思います。
続いてSQ5のインテリアは、今日においてはオーソドックスで、ディスプレイの大きさや表示も一世代前のものといった感はありますが、各パネルの視認性も高くて操作性も良く、ステアリングやシート、インテリアといったそれぞれの質感が見ても触れても上質であるところが魅力的です。そして、もちろんラゲッジスペース(550L、リアシート背もたれ倒した時1550L)は十分に広く、A5アバントやS5アバント以上の容量を備えています。
バランスが良く万能感が感じられるA5アバント
2.0L直列4気筒直噴ガソリンターボTFSIエンジン(150kW仕様)が搭載されたA5アバントで走り出すと、もはやEセグメント(アッパーミドルクラス)と言っても過言ではないほどにボディサイズも拡大して、車両重量も1800kgを超える堂々たるサイズの車体を、アクセルの踏み込みに対してストレス無く狙った車速まで加速してくれます。
TFSIとはTurbo Fuel Stratified Injectionの略称でターボ付き直噴エンジンを意味していて、日常域ではVTG(Variable Turbine Geometry=可変タービンジオメトリー)付きのターボチャージャー効果で低回転域からトルクの厚みが感じられ、自然でターボラグを感じないスムースなパワートレインはギクシャクしがちなデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)であるにも関わらず、スムーズな7速Sトロニックトランスミッションと相まって心地良く、ロードノイズや風切り音もおさえられ静粛性も高く快適です。
可変タービンジオメトリーは、エンジンの負荷や回転数に応じてターボチャージャーのタービンへの排気ガスによる流入空気影響を変えることで、流入空気量が少なく流速も遅い低回転低負荷時から流入空気量が多く流速も速い高回転高負荷時まで、それぞれに適したタービンへの流入空気の状態を最適化することでタイムラグ無く効率的に仕事を担えるようにして、全域のアクセルに対するドライバビリティの向上と、WLTCモード13.1km/Lという燃費性能の向上に貢献しています。
試乗車にはオプションのS lineパッケージが装着されていて、ハンドリングはキビキビと軽快でありながらもしっとりとした操舵感で上質さも持ち合わせています。
走行状況に合わせトルク配分が前後輪でスプリットするクワトロによる安心感は絶大で、例えば路面状況がウェットであったり砂っぽかったりする滑りやすい場面で、低速からトルクをかけながらコーナリングする際などにおいて二輪駆動モデルにはない確かなグリップ感があります。
またダンピングコントロールSスポーツサスペンションや、前席がスポーツシートであるため少し硬めの乗り心地を予想していたのですが、ホールド性が高く適度にクッションが効いていて、座り心地が良いシートの効果もあり全体としては足回りの硬さを感じることはなく快適な乗り心地でした。
さらにオプションのスマートパノラマガラスルーフには透明度を変更できるPDLC技術 (ポリマー分散液晶)が採用されていて、室内の明るさを調整することができます。
全域でトルクフルなV型6気筒エンジンを搭載するS5アバント
A5アバントのスポーツモデルであるS5アバントの3.0L V型6気筒TFSIエンジンには、初めてVTG付きターボチャージャーが搭載され、最高出力367ps、最大トルク550Nmと高性能です。
さらに48VのMHEV plusシステムによって一定の範囲においては電動走行を可能としていて、システム回生も行われCO2低減、燃費向上にも貢献していてWLTCモード13.3km/Lと高水準です。
3.0L V型6気筒TFSIエンジンによる走りは、スタートから高速域までトルクフルでスムーズな特性によってストレスが無くて静粛性も高く、マナーの良い排気音を奏でていますが、ひとたびアクセルを踏み込めば、それなりの音量でV型6気筒エンジンならではのサウンドと共に、どの速度域からでも力強い加速をすることが可能です。
従来のエンジンとチューニングの方向性は近く、より洗練された印象で、特にVTG付きターボチャージャーが効果を発揮していると実感できるのが高速道路等での中間加速(60~80km/h)の力強さで、ターボラグを感じずにスムーズに狙った速度まで即座に到達することができます。
S5アバントのハンドリングは、A5アバント同様にキビキビと軽快でありながらもしっとりとした操舵感で、上質さも備えクワトロによる4WDの絶大な安心感も持ち合わせています。
直列4気筒エンジン搭載モデルと比べればフロントが少し重い感じはするものの、それに伴う重厚感によって高級感が増しているとも感じられるため、受け止め方によってはポジティブに思います。
S5アバントには、ダンピングコントロールSスポーツサスペンションやスポーツシートが前席に標準搭載され、ここまではA5アバントにオプションのS lineパッケージが装着されているのと同様ですが、Sモデルではさらにリアにスポーツディファレンシャルが備わっています。
スポーツディファレンシャルは、リアの左右輪間で駆動トルクをアクティブに分配することで、アンダーステアの傾向を打ち消す働きとオーバーステアの傾向では車両を安定させる機能です。
具体的にはコンベンショナルなディファレンシャルの左右にスーパーポジションユニットが備わり、それぞれマルチプレートクラッチとインターナルギヤを内蔵、作動油圧が電子制御されてリア左右の駆動トルクを分配します。
実際のところ、一般道で通常の走行をしている限りではスポーツディファレンシャルの明確なアドバンテージを実感することはできませんでしたが、タイトコーナーで加速する際に少しだけその効果と思える挙動が感じられました。
安定していて軽快さも持ち合わせるSQ5の走り
アウディのミドルクラスSUVであるQ5のスポーツモデルに位置付けられるSQ5は、ツインスクロールタイプのターボチャージャーが採用された3.0L V型6気筒TFSIエンジンが搭載され、最高出力354ps、最大トルク500Nmを発生すると同時にレスポンスも良いです。
アウディ独自の画期的燃焼方式として、エンジンの吸入行程で早めに吸気バルブを閉じ、見た目の圧縮比(=膨張比)よりも実際の圧縮比を低くすることにより高出力と低燃費の両立を狙った「Bサイクル」も取り入れられ、ハイパワーと1900kgを超える車両重量でありながらも優れた燃費性能(WLTCモード10.4km/L)を実現しています。
SUVモデルのため運転時の視点が高くて見晴らしが良く、試乗車はコイルサス仕様でダンピングコントロールSスポーツサスペンションとリアにスポーツディファレンシャル(オプション)が組み込まれた足回りが、街中での快適な乗り心地とワインディング等での軽快な走りを両立していて、しっとりとしたハンドリングは安定感もバツグンで、長い時間乗っても疲労が少なく、SUVで走るのも楽しみたいユーザーには嬉しいモデルなのではないでしょうか。
アウディの誇る“クワトロ”のメカニズム
AWDとはAll Wheel Drive(=全輪駆動)の略で4輪車であれば4WDと同義であり、アウディで言うところの“クワトロ”です。アウディの真骨頂とも言える“クワトロ”にはいくつかタイプがあって、今回ご紹介しているモデルで言えば、A5アバントとS5アバントの7速Sトロニックトランスミッションに組み合わせられている「AWDクラッチ付き」のタイプ、SQ5の8速ティプトロニックトランスミッションに組み合わせられている「セルフロッキング・センターディファレンシャル」のタイプ、他にはフロントにエンジンを横置き搭載するコンパクトモデルを中心に採用されている「電子制御湿式多板クラッチ」のタイプなどがあります。
A5アバントとS5アバントに搭載されている「AWDクラッチ付き」タイプのクワトロは、トラクションやハンドリングの性能においてフルタイム4WDモデルとしてのアドバンテージを損わずに燃費も向上させるため、タイヤが空転する可能性が少ない低負荷の走行時にはプロペラシャフトを切り離すことで、4WDに対して駆動損失等の少ないFWD(Front Wheel Drive=前輪のみによる二輪駆動)による効率的な走りを実現しながら、いつでも4WDに切り替えれるようにスタンバイしています。
制御は3ステージで構成され、各種センサーがステアリングのアングルや各方向への加速度、エンジンのトルクといった様々なデータをもとに100分の1秒レベルで常に走行状況を分析して電子制御されていますが、これには長年に渡って培われたアウディのノウハウやナレッジが必要不可欠だと考えられます。
プロアクティブ(積極的)制御では、例えばフロント内側のタイヤがコーナリング中にグリップ限界に達するポイントを算出して4WDが必要とされる0.5秒ほど前に切り替えが行われます。
プレディクティブ(予測的)制御では、クワトロシステムの制御ユニットが主にドライバーの運転スタイル、ESC(電子制御スタビリティコントロール)やドライブセレクトのモード等を4WD切り替えの判断基準としています。
リアクティブ(受動的)制御では、稀に予測が間に合わなかった際に反応する形で4WDへの切り替えが行われ、例えば路面が乾いたアスファルトから凍結路面に変わり路面のμ(摩擦係数)が急激な変化をしたようなケースなどの制御です。
アウディの見解によれば、4WDが必要とされる状況は高速で巡行している時よりも低速からの加速時に多いとのことで、高速道路等で必要とされるケースは多くはなく、一定のスピードで走行しているのであれば仮に積雪路面などの場合でもFWDで安全にドライブすることができ、その一方でワインディング等の曲がりくねった道路を駆け抜ける場合には、ドライ路面であっても4WDが選択されるとのことです。
続いてSQ5に搭載されている「セルフロッキング・センターディファレンシャル」のタイプは、純粋にメカニカルなプラネタリーギヤが用いられているため作動する際のラグが生じず、一般的な運転状況においてはエンジンのトルクをSQ5の場合だと前輪40%後輪60%のトルク配分を基本に走行状況によって前輪70%後輪30%~前輪15%後輪85%まで可変させてトラクションの最適化を図っています。
具体的には前後で差分が生じた場合には、斜めの溝を持つスプラインギヤによって即座に軸方向に働くスラスト力を働かせ、フリクションディスクの上に作用することで、ロッキングトルクを生み出すことで前後輪のうちトラクションの良い側により多くのトルクが振り分けられるといったメカニズムです。
A5アバントとS5アバント、SQ5が持つ三車三様の魅力
今回はアウディのミドルクラスの中から実用性の優れたモデルについてのご紹介ですが、いずれのモデルも安全面における運転支援機能等も高い水準にあり、乗員4名(乗車定員は5名)がゆったりとくつろげる空間があり、荷物もたくさん積めるといったところが共通の魅力です。そして、それぞれの魅力はユーザー視点で選ぶ楽しみがあるのでとても好ましいと感じます。
A5アバントは、3モデルの中では唯一のスタンダードモデルであるため、どの面をとってもバランスが良く、特に走行モード(パワーステアリングのアシスト量、エンジンとギアチェンジの特性)を「バランス」、「コンフォート」、「ダイナミック」、「エフィシェンシー」、「インディビジュアル」と状況に合わせて選択することで様々に楽しめて、クルマとしてのポテンシャルの高さや素性の良さが活きるモデルだと思います。
S5アバントは、A5アバントのスポーツモデルで最も大きな違いは、最新のVTG付きターボチャージャーが搭載された3.0L V型6気筒TFSIエンジンによる6気筒モデルならではのなめらかなエンジンフィールと、エンジンのどの回転域からでも力強い加速を実現する圧倒的パフォーマンスにあると捉えます。
プレミアムモデルでも直列4気筒エンジンが主流になりつつある今日ですが、エンジンのシリンダー数は車格にも影響を与えるといった文化の側面でも非常に魅力的であると思います。
SQ5は、新型モデルが欧州で発表されたこともあって日本の現行モデルは一世代前となるものの、SUVのため運転時の見晴らしが良いといった魅力やファインナッパレザー(オプション)のシートの質感とフィット感の素晴らしさもあって、適度にダンピングが効いた足回りとのコンビネーションがもたらすハンドリングの良さと乗り心地の良さは秀逸だと感じました。
ツインスクロールタイプのターボチャージャーが採用された3.0L V型6気筒TFSIエンジンはトルクフルで、アイドリングから日常域における静粛性の高さとアクセルを踏み込んだ時の加速性能の高さが両立されているところも魅力的です。
3モデルともプレミアムモデルとしての魅力を十二分に持ち合わせていますが、強いて留意するポイントを挙げればボディサイズでしょうか。アウディのモデルに限らずボディサイズは拡大を続けていて、一方で道路環境は変わっていないところが多いので、もちろん3モデルともEセグメントやFセグメントに分類されるボディサイズのモデルから比べれば小さいものの、このあたりはおさえておく必要があると思います。
いずれにせよ、アウディが長年に渡って開発を続けて到達した最新のテクノロジーの数々は、既に技術進化が飽和状態にあるところの高い次元でアドバンテージを持ち、特に1980年のデビューから脈々と受け継がれ進化を続ける“クワトロ”はブランドを象徴するひとつであると思います。
〔主要諸元〕
Audi A5 Avant TFSI quattro 150kW
メーカー希望小売価格(消費税込み) ¥7,060,000
全長×全幅×全高 (mm) 4835×1860×1470
(ダンピングコントロールSスポーツサスペンション装着時は1450mm)
ホイールベース (mm) 2895
車両重量(kg) 1820 ※オプション未装着時重量
使用燃料 無鉛プレミアム(ガソリン)
総排気量 (cc) 1984
最高出力 (kW (PS) / rpm) 150 (204) / 4300 – 6000
最大トルク (Nm (kgm) / rpm) 340 (34.7) / 2000 – 4000
トランスミッション 7速Sトロニック
駆動方式 quattro (4WD)
タイヤ(前後) 245/35 R20〔試乗車〕
Audi S5 Avant
メーカー希望小売価格(消費税込み) ¥10,600,000
全長×全幅×全高 (mm) 4835×1860×1450
ホイールベース (mm) 2895
車両重量(kg) 1990 ※オプション未装着時重量
使用燃料 無鉛プレミアム(ガソリン)
総排気量 (cc) 2994
最高出力 (kW (PS) / rpm) 270 (367)/5500-6300
最大トルク (Nm (kgm) / rpm) 550(56.1)/1700-4000
トランスミッション 7速Sトロニック
駆動方式 quattro(4WD)
タイヤ(前後) 245/35 R20〔試乗車〕
Audi SQ5
メーカー希望小売価格(消費税込み) ¥9,930,000
全長×全幅×全高 (mm) 4685×1900×1635
ホイールベース (mm) 2825
車両重量(kg) 1920 ※オプション未装着時重量
使用燃料 無鉛プレミアム(ガソリン)
総排気量 (cc) 2994
最高出力 (kW (PS) / rpm) 260 (354) / 5400 – 6400
最大トルク (Nm (kgm) / rpm) 500 (51) / 1370 – 4500
トランスミッション 8速ティプトロニックトランスミッション
駆動方式 quattro (4WD)
タイヤ(前後) 255/45 R20〔試乗車〕
■参考リンク)
A5アバント(Audi)
https://www.audi.co.jp/ja/models/a5/a5_avant/
S5 アバント(Audi)
https://www.audi.co.jp/ja/models/a5/s5_avant/
SQ5(Audi)
https://www.audi.co.jp/ja/models/q5/sq5/