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走る芸術品。ベントレーの職人が60時間かける『オンブレ』塗装、フライングスパーにセダン初採用

約1,000万円の塗装オプション

ベントレーは2025年9月18日、2色の塗料を車体に沿ってブレンドする新しい塗装技術「オンブレ・バイ・マリナー」を初めて4ドア・セダンに採用したと発表した。この特別仕様の「フライングスパー」は、9月19日から開催のサウサンプトン国際ボートショーで初公開されている。

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職人技が光る60時間の塗装プロセス

オンブレ・バイ・マリナーは、2つのカラーをボディサイドおよびルーフに沿って滑らかに変化させる塗装仕上げである。この複雑なグラデーション塗装は、英国クルーにある同社の工場で、すべて熟練職人による手作業で行われる。2人の高度な技術を持つ職人が完璧な色の調和と仕上げを実現するためには、約60時間が要されるという。

今回公開されたフライングスパーは、フロントの鮮やかな「トパーズブルー」から、リアのダークな「ウィンザーブルー」へと色が変化するデザインとなっている。塗装プロセスでは、まずボディの前後にそれぞれの色をスプレーし、車体中央部で段階的に色を重ねることで、左右対称のグラデーション効果を生み出す。

厳選されたカラーと価格

このオンブレ技術は、他に「サンバーストゴールドからオレンジフレイム」と「タングステンからオニキス」の2つのカラーコンビネーションが用意されている。色の組み合わせは、移行の過程で意図しない第3の色が現れるのを防ぎ、均一で段階的な変化を保証するために、特別に厳選されたもの。塗料の反応は個々に異なるため、各車両が固有の仕上がりになる一方で、職人の技術により肉眼では完璧に見えるという。

この「オンブレ by マリナー」はベントレーの最も高級な塗装オプションとされ、価格は48,000ポンド/68,000ドルに設定されている。

なお、この塗装技術が初めて採用されたのは、同じく2025年のモントレー・カー・ウィークで披露された「コンチネンタルGT」であった。ベントレーは、今後さらに他のカラーコンビネーションも順次発表する予定とのことである。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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