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歴代の王侯貴族やセレブリティを魅了し続ける動く美術品、ロールス・ロイス。その究極のビスポークを実現する聖域「プライベート・オフィス」が、アジア太平洋の拠点としてソウルに開設された。既存のオプションを凌駕し、存在しないモノをゼロから創るというフルオーダーの世界。果たして彼らは顧客とどう対話し、唯一無二の「作品」を仕立て上げるのか。来日したデザイナーらの証言から、知られざる至高の創作プロセスに迫る。
【画像39枚】これが「動く美術品」の核心。 クリスタルが煌めく特殊塗装から職人の手仕事まで、ロールス・ロイスが放つ究極のディテールを見る
動く美術品を生み出す「プライベート・オフィス」がソウルに誕生
「ロールス・ロイス・シルヴァー・ゴースト1台、あとは一生分のタイヤを添えて」というアラビアのロレンスこと、トーマス・エドワード・ロレンスの名言は、ロールス・ロイスの高い信頼性、走破性、機械としてのクオリティの高さに惚れ込んでのものだった。
確かにそれもロールス・ロイスの大切な資質の1つだが、一方で忘れてならないのが歴代の王侯貴族、名だたるセレブリティたちを魅了した、動く美術品ともいうべきラグジュアリーカーとしての魅力だ。
もちろん、今のロールス・ロイスにもそうしたラグジュアリーカーとしての文化、クラフツマンシップはしっかりと受け継がれている。その究極というべきビスポークを実現してくれるのが「プライベート・オフィス」である。
ロールス・ロイスでは本社工場のあるグッドウッドを皮切りに、ドバイ、上海、ニューヨークと次々にプライベート・オフィスを設立。そして2024年11月、日本、韓国、シンガポール、インド、ニュージーランド、オーストラリアといったアジア太平洋を幅広くカバーする拠点として「プライベート・オフィス・ソウル」をオープンした。
とはいえ「1台として同じロールス・ロイスはない」と言われるほど、ディーラーでオーダーできるオプションの数、オーダーの自由度はほぼ「ビスポーク」と呼んで差し支えないものだ。では何が違うのか? 来日中のプライベート・オフィス・ソウル、ビスポーク・クライアント・エクスペリエンス・マネージャーのジェフリー・チョイ氏と、リージョナル・ビスポーク・デザイナーのジェームス・ロバート・ベイズン氏に話を聞いた。
アジア太平洋をカバーする2人が語る、特別なカスタマーへの最適解
「プライベート・オフィス・ソウルが始まって今年で2年目になります。ソウルではアジア太平洋の20ディーラーをカバーしており、ビスポークのマネージャーの私と、デザインサイドを担当するジェームスの2人がソウルに住んで、地域と同じタイムゾーンで動いています。またそれぞれの地域の文化も理解して活動することで、よりきめ細かいケアができるようになりました」
チョイ氏によると「プライベート・オフィス」が提供するビスポークには大きく3つの柱がある。
1つは2021年発表の「ボート・テイル」、2024年発表の「アルカディア・ドロップテイル」といったボディのジオメトリーを大きく変更する最もエクスクルーシブな「コーチビルド」。
2つ目は2025年にファントム誕生100周年を記念して発売された「ファントム・センテナリー」のように、通常モデルをベースとしたフューオフ・モデルの「プライベート・コレクション」。
そして最後がプライベート・オフィスのメインドライバーというべき「プライベート・コミッション」で、これはディーラーでのオプション・リスト以上のものを求めるカスタマーに寄り添い、その希望を実現するフルオーダー・システムだ。
「他社に比べて比類ないほど多くのオプションを用意しているので、普通のディーラーでも特別なコミッションはできます。しかし、もっと“特別なもの”を求める方に、さらなる選択肢を提案するのがプライベート・コミッションです」
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