メルセデス・ベンツ博物館、人気クラシックカーイベント「Classics & Coffee」の2026年シーズンを4月12日より毎週開催
ドイツ・シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ博物館は、毎年恒例となっている人気クラシックカーイベント「Classics & Coffee(クラシックス・アンド・コーヒー)」の2026年シーズンを、4月12日から10月11日までの全26回の日曜日にわたり開催すると発表した。世界中から新旧の名車が集う本イベントは年々規模を拡大しており、今シーズンはGクラスでの車中泊企画や特別展示など、さらなるプログラムの充実が図られている。
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ブランドを問わず誰もが楽しめるオープンな名車の祭典
暖かい日差しとともに新シーズンを迎える「Classics & Coffee」は、オールドタイマーやヤングタイマーのファンが集う恒例のミーティングイベントである。参加費は無料で事前の申し込みも不要となっており、製造から20年以上経過した車両のオーナーはもちろん、自身のクラシックカーを持たない一般の博物館来場者でも気軽に楽しむことができる。ブランドを問わず参加できる点も大きな魅力であり、リラックスしたアットホームな雰囲気のなかで車談義に花を咲かせることができる。

本イベントの人気は年々高まりを見せており、昨年の2025年シーズンには1万1500台近くの車両と2万8000人を超える来場者を記録した。今シーズンもさらなる規模の拡大と体験の充実が図られており、DJの音楽とともに楽しむ前夜祭や、メルセデス・ベンツ・クラシックの専門家による車両メンテナンスや純正部品のアドバイスなど、多彩な付随プログラムが用意されている。
毎週変わる多彩なテーマと魅力的な体験プログラム
開催期間中の日曜日は、それぞれ特定のテーマを設けたスペシャルイベントとして展開される(大規模なキッズ&ファミリーデーが開催される7月5日を除く)。シーズン開幕となる4月12日は、カール・ベンツによる自動車発明から数えて「140年のイノベーション」をテーマに掲げ、ベンツ・パテント・モーターワーゲンをはじめとする歴史的アイコン車両への同乗走行が実施される。また、F1公式セーフティカー・ドライバーのベルント・マイランダー氏を招いたモータースポーツトークや、往年の「シルバーアロー」のエンジン始動デモンストレーションなど、モータースポーツファンにはたまらない企画も予定されている。

さらに今シーズン注目の企画として、5月17日の「Gクラス」および9月27日の「アウトドア&キャンパー」のテーマ開催に合わせた車中泊イベントが挙げられる。これらは前日夕方から自身の車両で博物館の敷地内に宿泊できるというもので、ファンにとって特別な体験となるだろう。また、シュトゥットガルト支店の協力のもと、クラシックカーへの同乗だけでなく、最新モデルの試乗ができる機会も数多く設けられている。
デジタルスタンプカードの導入と最新シミュレーターの設置
リピーターに向けた取り組みとして、昨年好評を博した「Classics & Coffee Members」プログラムが今年も継続される。これはデジタルスタンプカードを利用して参加ポイントを貯める制度であり、今シーズン中に20回の参加を果たしたファンには、メルセデス・ベンツ博物館の年間パスが贈呈されるとともに、自身の愛車をレッドカーペットで披露する権利が与えられる。さらに、全26回すべての日曜日に参加した熱狂的なファンには、特別なサプライズも用意されているという。

また、会場には新たな試みとして「Roarington」のハイエンド・ドライビングシミュレーターが3台設置される。15歳以上の来場者は、1回14ユーロで約10分間、メルセデス・ベンツ 300 SL「ガルウィング」などの伝説的な名車を駆り、モナコやモンツァといった歴史的サーキットでのリアルなドライビングを体験することが可能だ。なお、5月17日の国際博物館の日には、博物館への入場だけでなくこのシミュレーターも無料で開放される予定である。
【ル・ボラン編集部より】
メルセデス・ベンツ博物館というエンジニアリングの聖地において、他ブランドのクラシックカーまで広く受け入れるオープンな姿勢は、単なるファンサービス以上の意味を持つ。「最善か、無か」という厳格な哲学でW123やSクラスの原点たるW108といった歴史的アイコンを生み出してきた自負があるからこそ、自社モデルの顕彰にとどまらず、自動車文化全体を俯瞰するパトロンとしての余裕が生まれるのだ。Gクラスでの車中泊という遊び心も、自動車を文化的資産として楽しむ成熟した欧州の土壌を如実に物語っている。
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