先代からどう進化した? 新型ホンダ CR-V e:HEV 試乗記
ホンダSUVのフラッグシップとして、6代目CR-Vがついに日本へ導入された。最大のトピックは、平行軸配置へ刷新されたモーターと、e:HEV初搭載となる新機構「ロックアップロー」の採用だ。本来は北米で重視されるタフな牽引力を見据えたこの技術は、日常域の走りをどう変えるのか。“究極のオールラウンドカー”が叶えたプレミアムカー領域の走りの真価を徹底検証する。
【画像21枚】新機構「ロックアップロー」のカットモデルも収録。緻密な制御を誇る新型CR-V e:HEVの詳細写真をチェック
3年越しの日本導入。進化したハイブリッドがもたらす極上のフラットライド
2022年に北米で発売された6代目のCR-V。当初は日本では販売しない予定だったが、2026年になって導入が決定した。先代モデルも北米から2年遅れて日本発売となったが、今回は3年以上が経っている。そもそもは日本には大きすぎるということでの見送りで、その代わりにZR-VをSUVのフラッグシップに据えていたが、ますます高まるSUV人気に応えた格好だ。

ボディサイズは全長4700mm×全幅1865mm×全高1680mmで先代に比べると全長が95mm、全幅が10mm大きくなり、全高は同一。ホイールベースは40mm、前後トレッドは10mm拡大されて、安定感のあるフォルムとなった。エクステリアデザインはSUVらしい力強さと、都会的な洗練性が融合。1994年に登場した初代モデルから続く、アーバンSUVとして正常進化してきたと言える。
パワートレインを刷新。e:HEV初の新機構「ロックアップロー」とは?
ラインアップはe:HEV RSと、装備を充実させたe:HEV RS BLACK EDITION。先代のe:HEVは走行用モーターと発電用モーターが同軸配置だったが、平行軸配置へと変更されたことでレイアウトの自由度拡大とモーター性能の向上が図られた。

2モーター内蔵電気式CVTのカットモデル
さらに、CR-Vではe:HEV初の“ロックアップロー”が追加されている。基本はモーター主体で走るシリーズ・ハイブリッドで、従来も高速・低負荷域でエンジンを直結するエンジンドライブモードを持っていたが、CR-Vでは低速側にも直結領域を拡大。
もともとは北米で重視される牽引能力のために用意されたが、市街地での加速や登坂時など低速・高負荷域でも積極的にエンジンドライブモードを活用して効率を高めるという。ロックアップローは3速相当、ロックアップハイは5速相当のギアレシオで直結走行する。