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本場のダイナミズムをそのままに。北米トヨタの至宝「タンドラ」「ハイランダー」日本上陸と、見え隠れする「カムリ」の影

「カムリ」復活の可能性も!

トヨタは、米国工場で生産されるピックアップトラック「Tundra(タンドラ)」とSUV「Highlander(ハイランダー)」の日本国内への導入を決定し、まずはトヨタモビリティ東京(株)を通じて2026年4月2日に発売した。希望小売価格(税込)はタンドラが12,000,000円、ハイランダーが8,600,000円。なお、全国発売は2026年夏以降が予定されている。

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これは2026年2月16日に施行された新制度――米国で製造され、米国の安全性に適合する車両については、日本国内で追加の試験を行わずに販売できる仕組み――を活用したものだ。あわせてカムリについても導入の検討を進めているとのことで、こちらも準備が整い次第、販売を開始する予定だという。

アメリカンなピックアップ、タンドラ

タンドラは、頑丈なラダーフレーム構造を採用し、優れた耐久性や信頼性をセールスポイントとする、フルサイズ・ピックアップトラックだ。アメリカンカルチャーを感じさせるエクステリアのボディは、全長5,930mm×全幅2,030mm×全高1,980mmの圧倒的なスケール感を持ち、ワイド&ローのプロポーションによって力強さが演出されている。

立体的で大型のフロントグリルが形成する、存在感あるフロントフェイスも魅力だ。アルミ×高剛性素材(SMC)による軽量・高耐久の荷台には自動開閉可能なパワーテールゲートも装備。

室内空間はスケール感と快適性を兼ね備えたものとされており、水平基調のインストルメントパネルによって視界の良さと操作性の向上が図られている。迫力と機能性を両立したとする14インチマルチメディア・タッチスクリーンを採用、12.3インチTFTカラーメーターや本革シートも装備。

高耐久・高出力を売りとするパワートレーンは、3.4L V6ツインターボエンジンと10速オートマチックトランスミッションにより構成。低回転域から力強いトルクを発揮するとのこと。フレームにはTNGA-Fラダーフレームを採用しており、優れた耐久性・悪路走破性に加え、高剛性化による優れた静粛性・操縦安定性を実現したという。

都会からアウトドアまでフィットするハイランダー

ハイランダーは、広い室内空間と優れた走破性によって都会からアウトドアまで幅広く対応するとされる、3列シートのミッドサイズSUVだ。ファミリー層から高い支持を得ているとのことで、米国では2001年の初代モデル発売以来、累計約360万台以上を販売している。

現行モデルは大径タイヤとワイドトレッドの採用により、安定感あるスタンスと力強い佇まいを表現、大開口グリルとシャープなLEDヘッドランプによる堂々としたフロントフェイスも強い存在感を主張している。リアビューは、横方向に伸びる立体的な造形のリヤコンビネーションランプとワイドバンパーにより、安定感のあるスタイルが演出されている。

室内は3列シート・7人乗りで、パノラマルーフやJBLプレミアムサウンドシステム、カラーヘッドアップディスプレイ等の快適装備が満載されている。インストルメントパネルは水平基調のデザインで、広く開放的な空間を創出。また、3列目シートをフロアにフラットに収納すると、約870Lの大容量ラゲッジスペースが現れる。

パワートレーンにはシリーズパラレル・ハイブリッド・システムが採用されており、2.5L直列4気筒エンジンとモーターの組み合わせによって、システム最高出力184kW(250ps)を発揮。

全車E-Fourを搭載し、雨天・雪道・高速走行など多様な路面で安定した走りを実現しているという。エコ/ノーマル/スポーツのドライブモードセレクトによって、走りをシーンに合わせて最適化するとともに、凹凸路等ではTRAILモードがタイヤの空転を抑えて走行を支援する。

【ル・ボラン編集部より】

日本の道路環境において、全長6mに迫るタンドラや全幅1.9m超のハイランダーの巨躯は明確なハンデだ。だが、それを安易にローカライズせず「本場のまま」持ち込むことにこそ意義がある。本誌においてもレクサスLXやランクルの試乗で高く評価されてきたTNGA-F等の最新プラットフォームは、フレーム特有の揺さぶりを排し、巨大な質量を極めて洗練された滑らかな乗り味へと昇華させている。北米大陸を制する圧倒的なスケール感と、大味とは無縁の緻密なエンジニアリング。日本の狭隘な道でこの巨大な余白を持て余すことこそ、現代における真の贅沢である。

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LE VOLANT web編集部

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