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【画像108枚】新型ジープ・アベンジャー発表。大幅改良と「85周年特別仕様車」に宿るブランドの哲学

2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー
2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー 85thアニバーサリー
2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー 4xe
2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー BEV/e-Hybrid仕様

累計受注27万台を誇るベストセラーSUVが、さらなる熟成のフェーズへ

ジープは2026年5月13日、ブランド初のコンパクトSUVとして成功を収めている「アベンジャー」の新型モデルをイタリア・トリノで発表した。2022年のデビュー以来、日本市場でも2024年9月にBEV版が、2026年3月にはMHEVの「4xeハイブリッド」が投入されてきたが、今回はモデル初の大幅なフェイスリフトとなる。刷新されたスタイリングと最新テクノロジーが導入された新型は、ジープのDNAである自由と機能性がさらに高次元で融合している。ブランド誕生85周年を祝う特別仕様車も設定され、欧州のベストセラーモデルは新たな章へと踏み出した。

【画像108枚】発光するセブンスロットグリルが新しい! 質感を大幅に高めた新型アベンジャーの全貌を写真で見る

伝統のセブンスロットが発光。モダンな装いとクラスを超えた上質感の獲得

新型アベンジャーのエクステリアは、ジープの基本原則である「機能に根ざしたデザイン」をさらに追求している。ブランドの象徴であるセブンスロットグリルには、新型コンパスから着想を得たLEDバックライトが採用された。この新たなシグネチャーは夜間でも一目でジープと判別できる視認性を提供し、モダンな印象を強調している。

また、車両を全周囲から守るプロテクション機能も強化され、前後バンパーのデザインを刷新。4xeバージョンには、垂直方向の赤いアクセントと「ジープ・シールド」が加えられ、その力強さを際立たせている。足元には、ジープ・ウィリスのシルエットを描いた新しいセンターキャップ付きの17インチおよび18インチアルミホイールが用意された。ボディカラーには自然との深いつながりを表す「フォレスト」と「バンブー」という2つの新色が追加され、ブラックルーフのオプションと合わせることでよりパーソナルなスタイルを演出できる。

2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー 4xe

インテリアも、質感と触感の両面で劇的な進化を遂げている。ドアパネルにはソフトな素材が用いられ、ダッシュボード下部にはパッド入りのインサートが追加されたことで、セグメントトップレベルの品質感を実現した。また、4xeバージョンには、耐久性に優れ、洗浄も可能なグリーンの内装が新たに用意された点は、冒険を愛するユーザーにとって大きな魅力となるだろう。操作系では「セレクテレイン」のコントロールダイヤルにラバーコーティングが施され、赤いフレームで縁取られたことで識別性と操作性が向上している。

最新デジタル技術の恩恵。ストレスフリーな操作系と優れたパッケージング

テクノロジー面での最大の注目点は、LEDマトリックスヘッドライトの導入だ。このシステムは交通状況や速度に合わせて配光を自動で最適化し、対向車を眩惑させることなく夜間の視認性を飛躍的に高める。これにより、ドライバーの目の疲れを軽減し、より安全でリラックスした夜間ドライブが可能となった。さらに、フロントカメラの追加によって実現した360度ビューは、駐車時の操作を容易にするだけでなく、障害物から車両を保護する役割も果たす。カメラが捉えた映像はタッチスクリーン上にトップビューとして合成表示され、状況に応じて最適なズームレベルが自動的に選択される仕組みだ。

2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー 4xe

コネクティビティも充実しており、10.25インチのインフォテインメントシステムはワイヤレスのAndroid AutoおよびApple CarPlayに対応している。ジープ専用のモバイルアプリを使えば、スマートフォンから車両の位置特定やドアの施錠、空調の操作が可能であり、BEV版では充電プログラムの設定も行える。

実用性についても抜かりはなく、1m幅の開口部を持つ最大380Lのトランクや、合計34Lに達する車内の収納スペースなど、コンパクトなサイズの中に高い利便性が凝縮されている。

内燃機関からBEV、本格四駆の「4xe」まで。多様なニーズに応える動力源

新型アベンジャーは、多様なニーズに応えるためにかつてないほど幅広いパワートレインの選択肢を用意している。伝統的なマニュアルトランスミッションを好むユーザー向けには、新開発の1.2L 3気筒「Turbo 100」ガソリンエンジンが設定された。最高出力101ps、最大トルク205Nmを発生するこのユニットは、可変ジオメトリーターボやタイミングチェーンの採用により、優れたレスポンスと耐久性を両立している。メンテナンスサイクルが「2年または2万5000km」へと最適化されたことも、所有する喜びを高める要素となるだろう。

2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー  BEV/e-Hybrid仕様

2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー BEV/e-Hybrid仕様

電動化モデルもさらなる充実を見せている。110psの「e-Hybrid」は48Vシステムと6速DCTを組み合わせ、時速30km未満での電気走行を可能にしている。また、全輪駆動を必要とするユーザーには、リアに最大1900Nmのトルクを発生する電気モーターを搭載した「4xe」が用意され、砂利道で40%の急勾配を走破する圧倒的な走破性を発揮する。そしてBEV版は、54kWhのバッテリーを搭載し、最大400km(WLTPモード)の航続距離を確保している。

全てのモデルでアプローチアングル22度、地上高最大210mmというクラス最高レベルのオフロードスペックを維持しており、どのような道でもジープの名に恥じない走りを約束する。

タータンチェックの専用装備。歴史を祝う「85thアニバーサリー」の登場

今回の発表におけるハイライトの一つが、ジープ誕生85周年を記念した「85thアニバーサリー特別仕様車」の設定である。このモデルはブランドの輝かしい歴史へのオマージュとして、細部に特別な意匠が凝らされている。エクステリアでは、フェンダーに記念ロゴが配置されるとともに、バンパーやホイールに華やかなゴールドの仕上げが施された。さらにフードには、自由と冒険の象徴としてタータンチェックのデカールと「85 Years of Adventure」のロゴが配されている。

2026年フェイスリフト版 ジープ・アベンジャー 85thアニバーサリー

インテリアも同様に祝祭感に満ちており、シートはタータンチェックのパターンに85周年ロゴがあしらわれた専用デザインとなっている。ダッシュボードやシートに施されたゴールドのステッチが、この特別な一台の個性をより引き立てている。この特別仕様車には、LEDマトリックスヘッドライトや360度カメラといった最新装備も標準で搭載されており、ジープ愛好家のみならず、個性的で上質な一台を求める全てのドライバーにとって特別な存在となるだろう。

ジープ・アベンジャーは、現在までに27万台以上の受注を記録し、そのうちの6割が電動化モデルという、ブランドの変革を象徴するモデルとなった。今回の初の大幅改良によって、その勢いはさらに加速し、コンパクトSUV市場におけるリーダーとしての地位をより確固たるものにするに違いない。

【ル・ボラン編集部より】

都市部で輝くモダンなサイズ感と、未舗装路で真価を示すジープの魂。全長4m強のコンパクトな躯体に相反する要素を共存させたアベンジャーが、さらなる熟成を遂げた。今回の改良では、先進的なLEDマトリックスライトや360度カメラといった最新テクノロジーを獲得しつつも、ウィリスのシルエットといった歴史的アンカーが巧みに散りばめられている。快適で都会的なアーバンSUVの顔を持ちながら、決して「単なる生活四駆」には堕落しない。その土臭い矜持こそが、85年続くブランドの確固たるフィロソフィーなのだ。

【画像108枚】発光するセブンスロットグリルが新しい! 質感を大幅に高めた新型アベンジャーの全貌を写真で見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。

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