欧州製セダンとの数々のお見合いを振り返る
ル・ボランWebの模型制作記事でもおなじみのプロモデラー、北澤志朗氏。本連載は、カーモデラー界の第一人者である氏が長年愛用する名車「メルセデス・ベンツ190E」との日常を綴るエッセイだ。今や稀少なヤングタイマーとなった190Eを相手にしつつ、第8回となる今回は、候補を輸入車に変えてからの27年前のクルマ選びを振り返る。
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その前に、夏に向けてエアコンガス補充の話
みなさん、こんにちは。北澤志朗です。前回はメルセデス・ベンツ190以前の愛車たちについて書きましたが、今回はいよいよ190Eに辿り着くまでのクルマ選びの一部始終をお話しします。
……と、その前に近況報告。我がベンツ君、走りは絶好調ですが、最近ひとつ問題が発生。エアコンが効かなくなってきたのです。5月には冷え冷えだったのに、6月半ばになるとほとんど冷風が出なくなりました。暑がりな私は顔に冷たい風が当たるのが好きで、一年中エアコン入れっぱなしです。
走っている時には微かに冷風が出るので、コンプレッサーは回っているようです。ってことは、ガス抜けですね。ああ今年も夏が来る……早速、行きつけのガレージに予約を入れて、7月初旬にガスチャージに行きました。

エアコンガス補充の様子。配管が古くなっていて、あまり勢いよく入れると圧力で破断しかねないので、少しずつゆっくりとガスを入れていきます。旧車の整備は旧車の扱いに慣れたガレージにお任せするのが一番。スゴ腕の主治医に恵まれているおかげで、190Eとの生活に不安はありません。
新しいクルマに乗っている方にはピンとこないでしょうが、旧いクルマのエアコンは、配管の気密性が下がっているのか、ガス抜けは珍しくありません。わたしの190Eの場合、毎年夏前には冷えなくなるので、ガスを足してもらうのが恒例行事です。
クルマのエアコンガスは、かつてはフロンの一種であるR12でしたが、環境攻撃性が高いのが発覚して1990年代末には使用禁止となり、その代替として非フロンのR134aに置き換わりました。190Eはそれ以前のクルマなので、当然エアコンはR12仕様で、特性が異なるR134aを入れることはできません。
しかし良くしたもので、旧車用にR12対応の非フロンガス(通称「偽ガス」)が作られています。昔のR12と比べると冷却能力が低いと言われていますが、190Eの場合は不満を感じたことはありません。今回もボンベ1本分の偽ガス補充で、無事に冷え冷えに戻りました。これで夏場のドライブも大丈夫です!
好きだったはずのイタフラ車はピンと来ず……
さて、話を本題に戻しましょう。1998年の秋頃から、私はサニーGT-Sの次に乗るクルマを探しはじめました。フリーランスはローンが通りにくく予算に限りがありますから、当然ターゲットは中古車です。
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