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レースカー直系の830psに宿る美学。キャデラック、究極のサーキット専用機『V-ONEコンセプト』を発表

キャデラック V-ONEコンセプト
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キャデラック V-ONEコンセプト
キャデラック V-ONEコンセプト

キャデラックの究極のパフォーマンスを体現

ゼネラルモーターズ(GM)は2026年8月14日、モータースポーツの技術とキャデラックが誇るラグジュアリーを融合させた「キャデラック V-ONEコンセプト」を発表した。数々の戦歴を誇るレースカー「Vシリーズ.R」をベースとしながらも、競技規則の枠を超えた専用チューニングや職人技による美しい仕上げが施されている。なお、本モデルの市販予定はないとのことだ。

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ル・マンを闘い抜いた「Vシリーズ.R」の純粋なる血統

キャデラック Vシリーズ.Rは、電気モーターによる静かな発進から大排気量V型8気筒エンジンの轟音へと変化する姿でファンの心を掴んだLMDh既定のハイブリッド・レースカーである。数々の勝利で名声を高めてきたその伝説の上に、今回のV-ONEコンセプトは築かれている。

キャデラックのLMDh推進マネージャーであるショーン・オシェイは、「このクルマは、限りなくレースカーに近い存在です」と語る。サーキットで実証されたパフォーマンスを、ドライバーが直接体感できるようにするというシンプルなアイデアから誕生したのだ。

V-ONEはレースカーと多くの共通点を持つ。ダラーラ社製のVシリーズ.R同じカーボンシャシーを採用し、ボディの成形にも同じ金型を使用している。エンジンも同様に、特徴的なサウンドを奏でる5.5L自然吸気V8を搭載。オシェイによれば、「エンジンの組み立てだけで160時間を要します。レース用エンジンを作り続けてきた職人たちの手ですべて行われています」とのこと。

レギュレーションから解放された830psのパワー

キャデラック・レーシングのエンジニアは、レース用V8エンジンとハイブリッドシステムに独自の調整を施し、よりユーザーフレンドリーなものへと進化させた。本来必要な専門の操作チームの手間を省き、競技規定の出力制限もないため、ハイブリッドシステムは強力なブーストとして働く。

システム最高出力は約830psに達し、オシェイは「直線に入ってボタンを押せば、さらに134psが追加されます。これほどまでに速いマシンに、ボタンひとつで強大なパワーを追加できるなんて信じられないことです」と口にする。簡略化されたシステムと独自の空力パッケージにより、レースカーの10%以内のラップタイムを記録することを目標としている。

手作業による優美なデザインとこだわりの塗装

エクステリアにはレースカーとの違いも存在する。グローバル・キャデラック・デザインのエグゼクティブ・ディレクターであるドミニク・ナジャフィは、「我々はすべてのパーツの表面を手作業で仕上げました。これにより、最も完璧な反射や表面の流れを実現しています。先進的でハイテクな印象を与えるためにディテールも向上させました」と説明する。

レースカーに多いビニールラップではなく、V-ONEには手作業による塗装が施されている。フロントのシルバーからリアのカスピアンブルーへと変化するグラデーションのカラーリングは、耐久レースの昼から夜への移り変わりを表現している。また、新しいVシリーズのロゴが初採用され、将来の市販モデルを予告するホイールデザインも披露された。

ラグジュアリーと機能性が交差するインテリア

室内空間は、モータースポーツの機能性と卓越した職人技が融合している。オシェイが「ドアを開けて中を見ると、特注のキャデラックのインテリアを備えた専用設計のレースカーであることがわかります」と述べるように、細部までこだわって作られた。

ステアリングは36回の改良を経て完成し、室内には外装に合わせたブルーのアクセントが散りばめられた。タイトなレース用シートに比べて視界を向上させるため、GT3スタイルのレーシングシートを採用している。FIA承認のサバイバルセルを使用するなど、レースカーと同じ安全基準も満たしている。

ナジャフィは最後に、「特別なクルマだと感じさせるデザイン要素を取り入れられたのは驚くべきことです。セレスティックが究極のラグジュアリーなら、V-ONEは究極のパフォーマンスを体現しています。どちらもキャデラックの可能性と野心を示しているのです」と締めくくった。V-ONEコンセプトは、まさにキャデラック・ブランドが誇る技術とデザインの頂点を示す存在なのである。

【ル・ボラン編集部より】

ラグジュアリーとモータースポーツ。キャデラックが長年追求してきた二面性が、V-ONEコンセプトでかつてない次元で結実した。LMDh規則から解き放たれた830psの狂暴な牙を持ちながら、その表層は職人の手による優美なグラデーション塗装と特注インテリアで覆われている。洗練の奥底で脈打つ「野性」の極致だ。BEVのセレスティックが静の頂点なら、本作は間違いなく動の頂点。内燃機関の咆哮と手仕事の温もりを共存させた、アメリカン・ラグジュアリーの新たな到達点である。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: General Motors

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