絶滅危惧種のパンダ2が6台も集結した「ぱんだら」
世代を超えたフィアット・パンダのオーナーズクラブが群馬県で開催するイベント「ぱんだら」。雨模様の会場に集結した42台の中でも、ひと際深い家族の絆を感じさせるのが“ねこファミ”さんご夫妻の2代目パンダ(パンダ2)だ。娘さんの通学からご両親の介護まで、家族4人全員がステアリングを握り、共に走り続けた距離はなんと33万km超。今なお色褪せないアイスブルーの愛車と紡いだ、心温まる至福のカーライフに迫る。
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欧州カーオブザイヤー受賞の名車。いまや絶滅危惧種となった「パンダ2」
欧州カーオブザイヤーを受賞するなど高い評価を受けた名車であるにもかかわらず、パンダ一族の中ですでに絶滅危惧種の一歩手前と言われているのが、2003年にデビューしたニュー・パンダこと2代目パンダ(パンダ2)だ。
オートマチックモードを備えた5速シーケンシャルのトランスミッション「デュアロジック」を搭載し、2ペダルながら手動変速のマニュアルモードを備えた右ハンドル仕様車を基本に、2004年7月には我が国にも正規導入された。
その後フルタイム4WDのクライミングと上級モデルの「マキシ」や、イタリアの代表的インダストリアルデザイン会社「アレッシィ」とのコラボモデル、ハイスペックバージョンの「100HP」などバリエーションを増やし、2010年まで販売された。

3世代のフィアット・パンダのオーナーズミーティング「ぱんだら」の会場。このあともう1台を追加して計6台のパンダ2ことニュー・パンダが集まった。
そんなパンダ2は欧州、特に本国イタリアでは発売と同時に街に溢れるほど普及したが、我が国では国産競合車も多く、影の薄い存在であったのは否めない。
そして発売終了から約15年が経過した現在、イベントでも街中でも、初代パンダの方が遭遇率が高いという状況である。
そうしたなか、新旧のフィアット・パンダのオーナーズミーティング「ぱんだら」に集まった3世代パンダ42台のうち、6台ものパンダ2が参加するとは、なかなかの出席率なのである。
ムルティプラからアバルトまで。フィアット愛に溢れる“ねこファミ”さんご夫妻
現在は奥さまがメインに乗っているというパンダ2で参加していたのは、“ねこファミ”さんご夫妻だ。フィアット・パンダ最大級のイベント「パンダリーノ」で知り合ったオーナーさんからこの「ぱんだら」を教えてもらい、今回3回目の参加だという。
「ちょうど新規3年車検が切れた頃の中古車で、2年の車検が付いた状態で購入しました」というねこファミさんは、ほぼ同時期に購入した前期型ムルティプラもお持ちだという。

バンパーに残るダメージは、娘さんが同級生にコツンとされた跡も思い出(?)として、そのまま残しているそうだ。
そろそろパンダ2とムルティプラを労わろうと、10年くらい前に、パンダ3の4WDモデルも発売されたタイミングで購入。その後フィアット・ピクニックに展示されていたアバルト695Cリヴァーレも「マニュアルではなくオートマ仕様なのがいいね」と追加するほど、溢れんばかりのフィアット生活を送っている。
そうした環境のなか、家族4人全員と密接に関わってきたのが、この日も夫婦で参加していたこのパンダ2だそうだ。
娘の通学から親の介護まで。家族4人全員がステアリングを握り33万km超!
2人いる娘さんの1人が大学進学で地方に行った際の通学の足として活躍。その後、もう1人の娘さんの就職先での生活の足として使用した後に出戻ってきてからは、奥さまのご両親の介護で活躍。4ドアでリアシートへの乗り降りがしやすいと好評価で送り迎えの指定車となるなどし、一番使用頻度が高いだけでなく、ねこファミ家で唯一、家族全員がメインドライバーとなった。

現在約33万5000kmという走行距離。予定している九州でのイベント参加を往復すると、年内に34万kmへと突入しそうだ。
そして燃費の良さもあり、遠方のパンダミーティングへ駆けつけることも多く、その走行距離は現在33万kmを少し超えたところ。
定期的な油脂類の交換から車検整備といったことは、主治医であるディーラー「フィアットアバルト江戸川」さんが、可能な限りのメンテナンスをしてくれることもあり、充実したカーライフが送れるそうだ。
「今年も九州のイベントに申し込んだので、さらに距離が伸びますね」と笑顔を見せてくれたねこファミさん夫妻であった。
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