ボディサイズの拡大でDセグメントモデルに
ルノーは4月25日に幕を開けた北京モーターショー2016で、フルモデルチェンジを果たした新型コレオスを世界初披露した。
スタイリングは現行型ルーテシアやキャプチャーのテイストをほのかに感じさせながら、逞しさを感じさせるフォルムが特徴。凝った形状の前後ライトなどは新世代モデルらしい先進性のあるデザインだ。
ボディサイズは全長4670×全幅1840mmで、ホイールベースは2710mm。とくに全長は従来型より145mm拡大され、ルノー自らDセグメントモデルと主張する堂々としたもの。ホイールベースは従来型比で20mmのプラスだ。拡大されたボディはおもに後席の居住スペースに充てられ、リアシートのニースペースは289mmを確保しているという。
搭載されるエンジンはガソリン2機種、ディーゼル2機種が設定され、最高出力は130〜175psを発揮するユニットになるとのこと。駆動方式は従来型と同様、選択式4WD「4×4-i」で、2WD(FF)、4WDオート、4WDロックを設定している。
ナビやオーディオ、ハンズフリー通話、ラジオ、ドライバーエイドを管理できるインフォテインメントシステム「R-リンク2」は、縦型タッチパネルディスプレイを組み合わせ、使い勝手が高められている。
緊急自動ブレーキシステムや、レーンデパーチャーウォーニング、リアビューカメラなど、安全運転や快適なドライブをサポートするデバイスも積極的に搭載され、ルノーの新世代フラッグシップSUVに相応しい商品力を備えている。
新型コレオスは中国市場向けには武漢工場、その他の市場向けには韓国の釜山工場で生産される。日本上陸に期待したいところだ。