600㎰オーバーのパワーと100kg以上の軽量化を達成!
ダイムラーは、4月のニューヨーク・ショーでラージ級SUVの新型「メルセデス・ベンツGLS」を発表済みだが、その最強モデルとなる「メルセデスAMG GLS63」次期型をカメラが捉えた。
ドイツ某所にあるメルセデスAMGの秘密施設で撮影されたというプロトタイプは、ご覧通り泥だらけで開発テストの過酷さを物語っているかのよう。その外観は公開されたばかりの新型GLSと同じLEDデイタイムランニングライト付きヘッドライトやテールライトを備えるが、AMG専用の大型コーナーエアインテーク、サイドスカート、大径ホイール、ワイドフェンダー、クワッド形状のエキゾーストパイプなどが確認。写真では格子状のプラスチック偽装の下に隠れているが、ラジエターグリルには最新AMGモデルにおける最強の証であるパナメリカーナグリルが装着される。
搭載が予想されるパワーユニットは、577psを発揮する従来型の5.5L V8ツインターボにかわり、最高出力600psオーバーの4L V8ツインターボにスイッチ。最新世代「MHA」プラットフォームの採用で100kg程度の軽量化を達成しているほか、入念な空力チューンとあって過去最高のパフォーマンスを発揮するはずだ。
コックピットには、新型GLSと同じく12.3インチの2つの高精細ワイドディスプレイを装備。フローティングされたかのように見える一枚のガラスカバーで融合したディスプレイとなる。また、当然ながら新世代インフォテイメントシステムの「MBUX」が搭載。さらに、ステレオビジョンカメラを搭載した最新の運転支援システムが採用されるはずだ。そのデビューは、いまのところ2020年の秋と予想されている。