廃番パーツの復刻にも期待
7月25日、ジャガー・ランドローバーはクラシック部門の本部を新設、クラシックカー・ビジネスを強化すると発表した。JLRクラシック本部は、750万ポンド(約10億4250万円)を投じて取得したスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)テクニカルセンター近くの土地を拠点にするとのことだ。
JLRクラシックは世界中のジャガーおよびランドローバーの顧客やエンスージアスト向けに、クラシックカーの販売、レストア、パーツ供給、ドライビング・エクスペリエンスの提供を行なう部門。JLRクラシック本部は2017年初頭のオープンを予定しており、製造された当時同様に再現・レストアされたジャガーやランドローバーのクラシックカーを見学したり購入できるだけでなく、実際に試乗することもできる施設として運用される。
「この新しい施設では、現在と将来の顧客との接点を作り出し、顧客の要望を満たすモデルやサービスを検証することができます。そして購入時や購入後のさまざまな過程を通じて、顧客との強固な関係を築いていきたいと思います」とJLRクラシックのディレクターを務めるティム・ハニングはコメント。クラシックモデルの人気が高い両ブランドだけに、彼らにとって大きなビジネスチャンスになるだけでなく、オーナーやオーナー予備軍にとっても頼もしい存在になりそうだ。