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オリンピック前夜! いまいちばん熱い街=リオデジャネイロで日産が2台のプロトタイプカーを発表

日産が描くゼロ・エミッションカーの未来がこれだ!

 

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 日産自動車は8月4日、リオデジャネイロ・オリンピック開会式前夜に、ブラジル・リオデジャネイロ市内にある「明日の博物館」において、同社のインテリジェントモビリティ戦略の一環として、ふたつの新しい試作車両を公開した。

 

 「ニッサン ブレードグライダー」は100%電動駆動のオープンスポーツカー。三角翼航空機のような空力的な形状のスタイリングが特徴で、日産のインテリジェントモビリティ戦略を体現している。幅の狭いフロントトレッドと幅の広いリアトレッドを組み合わせた先進的なシャシー形状や、ウエスト位置の高い、観音開きのディへドラルドアも特徴として挙げられる。キャビンは前席1名、後席2名の3名乗車だ。

 

 フロントホイールの後部には車両後方を映すカメラが搭載され、インパネに配置されたふたつのスクリーンで後方視界を確保することができる。これはドアミラーに代わる革新的な装備で、空力性能にも寄与する。

 

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 もう1台の試作車両は、固体酸化物型燃料電池(SOFC)を動力源とするもの。バイオエタノールから発電した電気で走行し、ブラジルでは初となる600km以上の航続距離を電動モーターのみで走行できる「e-バイオ フューエル セル」だ。

 

 これは日産の小型商用EVであるe-NV200がベース。100%エタノールまたはエタノール混合水を燃料とし、EVと同程度の安価なランニングコストでありながら、ガソリン車並みの航続距離を実現。ご存知のように、北南米、アジアなどのバイオエタノールが流通している国や地域において、既存インフラの活用が可能なため、市場導入しやすいメリットを持つ。

 

 日産自動車の社長兼CEOのカルロス・ゴーンは、今回の発表に際して、次のようなコメントを発表している。

「皆さんが、私たちの新しい技術、製品、そして私たちがリオやブラジル全土、さらには南米全体で行なっている活動をご覧になるときに、ひとつだけ明らかなことがあります。それは、日産が、南米に全力でコミットしており、自動車産業の進歩に全力で取り組んでいるということです」

 

 

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