【ホイールカタログ2020秋】「ヴァルツ・フォージド S7A/S5-RR」裏地に高性能を秘めて独特の美しさを盛り込むレイズ流鍛造の新世界

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2020/11/17 17:31

レイズ持ち前の鍛造製法や加工技術を活かし、欧州車を中心にエレガント＆スポーティに彩る。そんなヴァルツ・フォージドの幅の広さを感じさせるふたつの新作をミニを例に挙げて取り上げたい。

細部に至るまで妥協のない多彩な表現が随所に宿る

常にコンセプト・イズ・レーシングを掲げて究極のスポーツホイールを追い求めてきたレイズが、持ち前の鍛造製法を活かしてその性能を維持したまま、プレミアム性や美しさへと舵を切ったのがヴァルツ・フォージドだった。ボルクレーシングと歩みを共にしながらも、独特の表情を提案してヨーロピアン勢を引き立てた。

JCWにはスポーティなS5-RRが装着され、世界観がピタリと一致する。

その初作であるS7が、装い新たにS7Aとして派生した。あえて広く薄く取った2×7本のスポークというキャンバスに対して、レイズが持つ最新鋭の技術を使ったマシニングを投入。固有の美しい曲線に描かれた幾何学模様こそ、特許技術を含めて意匠関連にも力を注ぐレイズの証だ。黒く落とされたフェイスの中に浮き立つ芸術的な模様に魅了される。

スポークの横断面の広さを活かして投入された幾何学模様が、ボリューム感のあるクロスオーバーの足もとでさりげなく光り輝く。

また、よりスポーツ心を惹きたてるブロンズカラーをS5-RR。ひと言でヴァルツ・フォージドといっても多種多様なアプローチがあり世界観がある。ブランドとして統一性がありながらも、スポーツからSUVまで網羅するミニなんて格好のお相手だ。ミニを得意とするティーズクラブが製作したクロスオーバーとJCWは、モデル自体の性格はおろか、カスタムの方向性まで両銘柄にマッチしていた。走りを研ぎ澄まし個性を際立たせたミニにこそ、ヴァルツ・フォージドの出番である。

【Wheel Specification】
WALTZ FORGED S7A