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日産が協賛する「第37回 日産 童話と絵本のグランプリ」の入賞作品38編が発表

日産グローバル本社ギャラリーなどで、それぞれの大賞と優秀賞8編を紹介する作品集を無償配布!

日産自動車は3月5日、同社が協賛している大阪国際児童文学振興財団主催の「第37回 日産 童話と絵本のグランプリ」の童話と絵本各部門の入賞作品38編を発表した。

第37回 日産 童話と絵本のグランプリでは、2020年7月から10月までの募集期間に全国のアマチュア作家から、創作童話2283編と絵本413編の合計2696編の応募があった。選考の結果、「童話の部」の大賞は、数井美治さん(千葉県在住)の作品「ながみちくんがわからない」が、「絵本の部」の大賞は、だるまもりさん(兵庫県在住)の作品「マロングラッセ」が受賞した。

日産では、今回大賞および優秀賞を受賞した作品計8編と入賞者を紹介した「第37回 日産 童話と絵本のグランプリ 童話・絵本入賞作品集」を制作。日産グローバル本社ギャラリーなどで無償配布する。また大賞受賞作品は、2021年12月にBL出版株式会社より出版される。

日産は、出版した作品を全国の約3500の公立図書館や同社の事業所周辺の幼稚園・保育園約800園に寄贈するとともに、海外事業拠点周辺の日本人学校・日本語補習校にも贈呈。これまでに国内外で寄贈した本は26万冊を超えている。

「童話の部」の大賞に選ばれた「ながみちくんがわからない」は、一人の少女が同級生の長道くんに興味を持って下校時に後ろをついて帰る物語で、リズム感のある文章で、女の子の視点から男の子の行動をユーモラスに描いている点が高く評価された。

「絵本の部」の大賞に選ばれた「マロングラッセ」は、大好きなマロングラッセを買った主人公がクマにぶつかってしまうところから話が始まり、独創的なストーリー展開と色彩鮮やかな独特の画風に心惹かれる作品である点が評価された。そのほか、「童話の部」では優秀賞3編と佳作20編が、「絵本の部」では優秀賞3編と佳作10編が選ばれている。

「日産 童話と絵本のグランプリ」は、1984年に大阪府立国際児童文学館の開館を記念して創設された創作童話と絵本のコンテスト。大阪国際児童文学振興財団が主催し、子どもの想像力と創造性を育むこと、優れた作品や作家を世に送り出すことを目的とし、日産はその趣旨に賛同、初回より協賛している。「童話部門」と「絵本部門」からなり、両部門合わせて毎回およそ3000編の作品応募があり、各部門で大賞を受賞した作品を毎年出版。才能あるアマチュア作家にプロとして活躍する機会を提供している。なお、37年間の累計応募作品数は12万2000点以上に及び、これまで出版した作品は67点にのぼっている。

ウェブサイト:https://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/FAIRYTALE/

H.Tanaka

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