最高出力600ps、最大トルクは900Nmをオーバーか?
アウディは11月に入り、フラッグシップ・セダン『A8』、及び高性能『S8』改良新型を発表したが、その頂点に君臨する『RS8』設定の噂が浮上、その予想CGを入手した。
「RS 8」といえば、2019年に「RS」シリーズのデビュー25周年を記念した特別展示「25 years of RS」にて、第3世代前期型をベースとする「RS8」のプロトタイプが公開されたが量産化に至っておらず、実現すれば史上初の「RS8」誕生となる。
おなじみ「X-Tomi Design」から協力を得た予想CGは、「A8」と「S8」改良新型のグリルをさらに拡大、その微調整は新しいヘッドライトの間のスペースを占め、威嚇しているようだ。グリルは新しいS8同様にブラックメッシュを採用しているが、下部にスポーティなリップスポイラーを装着、バンパー外側にアグレッシブな三角形のエアインテーク、内部に垂直のフィンを配置するなど、フロントエンドは大きく差別化されている。
さらにボディはローダウンされ、フェンダーフレアはロープロファイルタイヤの上にしっかりと固定、厚みのあるサイドスカートはボトムに沿ってリヤバンパーまで流れている。また専用の大径ホイール、RSバッジ、ブラックルーフも見てとれる。
パワートレインは不明だが、発売されるとなれば「S8」の最高出力563ps、最大トルク800Nmを超え、最高出力600ps、最大トルク900Nmをオーバーしてきそうだ。
RS8がすぐに市販化されるかは断定できないが、同ブランドではメルセデス・マイバッハに対抗する最高級モデル、「A8ホルヒ」を投入するなど派生モデルに積極的であり、今後の動向に注目だ。