ホイールカタログ2022-2023冬

【ホイールカタログ2022-2023冬】お互いが寄り添い、高め合うレーシング&エレガントの世界『GT Premium Version』

フェラーリが提供するエレガントなオープンエアクルージングを、硬派な装いを持って力強く支えていたアドバン・レーシング。クルマ好きを唸らせる造形美が、飽くなき性能追求の姿勢が、ポルトフィーノが持つ世界観と、見事なまでに呼応していた。

【写真8枚】フェラーリ・ポルトフィーノにマッチする「GT Premium Version」の詳細を写真で見る

ポルトフィーノの世界観に調和するアドバンの魂

スポーツホイールの理想像を追い求め続けるアドバン・レーシングにとって、今や大黒柱となったのがGTシリーズだ。骨太の5本スポークと、それを立体的に成立させるディープリム&コンケーブスタイルが、世のクルマ好きを虜にして止まない。「for PORSCHE」と謳って専用モデルを取り揃えてきたポルシェ勢をはじめ、BMWのスポーツモデルやR35GT-Rなど、スポーツカーを愛でてその本来の走りを親しむような層に広く支持される。

そうした意味で今回は異例に思えた。お相手はフェラーリ、それもポルトフィーノに、GTプレミアムバージョンが装着されたのだ。もともとはR35GT-Rのサーキットアタック用20インチとして登場したもの。つまりは硬派一辺倒のスポーツホイールだ。時とともに19インチ、18インチへと拡大されて対象車種は拡がっていくが、初発となる20インチの中には、ひっそりとフェラーリ用が用意されていた。発売当時はフェラーリ458イタリアへの装着を見越したというフロント9.0J、リア11.0Jの20インチである。フロントは大径ブレーキシステムを無理なく包み込むためのスタンダードリム、リアは11.0Jもの太さを活かしてアドバン・レーシングの真骨頂と言えるエクストラ・ディープリムだ。前後の違いを見るだけで、造形にかけるこだわりを感じさせる。

それを458イタリアだけに留まらせず、ポルトフィーノにも持ち込んだというのが今回の事例である。ポルトフィーノはリトラクタブルハードトップを持つ2+2のオープンカーであり、硬派なスポーツカーとは一線を画す優美なグランツーリスモだ。アフターホイールをはじめ、そこに手を加えるとなったら、あれこれと飾り立てたい気持ちは理解できる。それでもあえて、硬派なレーシンググロスブラックをまとうGTプレミアムバージョンで支える。この意外性が似合っていて、見事にポルトフィーノと調和した。エレガントな世界観の中に、ひっそりと顔を覗かせる硬派な雰囲気は、まさにフェラーリらしさだ。

しかもアドバンキャップリングを装着することで、フェラーリ純正オーナメント(センターキャップ)を組み合わせている。だから足もとを見る限りは、まるでフェラーリが送り出したスペチアーレの風情のように思えてくる。しかし全体としてポルトフィーノらしさを損じていないのがいい。美しい光沢を放つ塗装品質に加えて、三次元加工機によって彫り文字加工されたブランドロゴなど、随所に高級感が漂うからだろう。

異次元の出力性能を持つGTRのタイムアタックマシンを満足させてきた銘柄なだけに、性能の面でも申し分ない。600ps以上の出力性能を前にしても抜群の剛性感を持ってドライバーに安心感を与えてくれる。アドバン・レーシングGTが思い描くスポーツカーの理想像は、フェラーリをも満足させることを知った。

GT Premium Version
◎サイズ/価格
Front:20inch×9.0J/119,350円(税込)
Rear:20inch×11.0J/128,150円(税込)
◎カラー:レーシンググロスブラック
◎対応車種:フェラーリ

ヨコハマホイール公式サイト

フォト=田中秀宏/H.Tanaka ルボラン2022年12月号より転載

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING