史上最速のエキシージが誕生
11月23日、ロータスはエキシージの新型モデル「ロータス・エキシージ・スポーツ380」を発表した。その名の通り最高出力380ps(280kW)、最大トルクは410Nmを発生するV6スーパーチャージド3.5リッターエンジンを搭載し、これまで350ps(258kW)/400Nmでエキシージ最強モデルだったスポーツ350より15kg軽い1110kg(ATモデルは1121kg)の車両重量を達成。動力性能は最高速度が286km/h、0-100km/h加速が3.7秒とされている。
ロータスはこのエキシージ・スポーツ380を開発するにあたり、10万ポンド(約1400万円)以下の価格帯での世界最高のスポーツカーを目指したとのことで、そのために車両重量の削減、パフォーマンスの強化、エアロダイナミクスの向上に焦点を当てたという。
パワーアップについては同形式のエンジンで400psを発生しているエヴォーラ用と同じ手法が用いられ、スーパーチャージャー用プーリーの変更や強化した燃料ポンプ、ECUの最適化、高効率なエグゾースト系の導入によって実現されている。なお、組み合わされるトランスミッションも6速のMTとATで、これもエヴォーラと同様だ。
軽量化はフロントスプリッター、形状を改めたフロントアクセスパネル、リアウイング、リアディフューザーをカーボンファイバー製とし、空力特性を向上させながら2.7kgを削減。また、リアのウインドシールドをポリカーボネート製とすることで0.9kg、カーボンファイバー製レースシートの導入で6kg、リチウムイオンバッテリーの採用で10.3kg、アロイホイールを超軽量鍛造品に変更して10kg、リアトランサムパネルのデザイン変更やリアライトまわりの変更で0.3kgをそれぞれ削り、計26.9kgの軽量化を実施しているとのことだ。
エキシージ・スポーツ380の日本価格は1276万円。発売時期はまだ公表されていない。なお、本国英国ではエキシージ・スポーツ350と併売されている。