日本ミシュランタイヤは2月20日、ハイスペック・スポーツタイヤ、「MICHELIN PILOT SPORT 4 S(ミシュラン パイロット スポーツ フォー エス)」を4月1日より発売すると発表。サイズは19インチおよび20インチの計39サイズでオープン価格となる。
パイロットスポーツシリーズのフラッグシップモデル誕生
スポーツカーや高性能車両向けに開発された「パイロット スポーツ 4 S」は、新車装着用タイヤとして世界の自動車メーカーによる採用実績を数多く有する「パイロットスーパースポーツ」をさらに進化させたパイロットスポーツシリーズの最新フラッグシップ。単体の市販用だけでなく、すでに世界で開発中の60を超える新型車両にこのモデルが装着されるプロジェクトも進行中という。
そのトレッド面は、ドライとウェットの両路面におけるグリップ両立を狙った非対称パターンとなる。コンパウンドも使い分けられ(バイ・コンパウンドテクノロジー)、外側にはドライ路面で最大限のグリップ力を発揮する新開発のハイブリッドコンパウンド(シリカとカーボンブラック)を採用。対する内側はウェット路面でのグリップを高めるシリカの結合力を高めた新コンパウンドとなる。
また、上記の技術に「ウルトラ・リアクティブ・トレッドパターン」も追加。直進時だけでなく、コーナリング時の接地面圧を最適化することで、グリップ力の決め手でもある広い接地面を確保する。その結果、スポーツタイヤとしてのパフォーマンスは伝統の銘柄であるパイロットスポーツの名に恥じないレベルを達成。守備範囲は広く、公道だけでなく走行会を筆頭とするサーキットユースにも対応している。
さらに本格派のスポーツモデルでありながら安全性も高く、タイヤラベリング制度においてはウェットグリップ性能“a”を備える。新しいパイロットスポーツの旗艦は、ミシュランがオールラウンドでの高性能化を目的として掲げるタイヤづくりのポリシー、「ミシュラン・トータル・パフォーマンス」を具現化した存在なのである。