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深緑の貴重な宝石の一つ「翡翠」色の「タイカン」! 「ターボS セレスティアル ジェイド」

光や角度によって色が変化する、特別な「タイカン ターボS」。東南アジアで縁起の良い色と特別デザインされたロゴモチーフは必見!

「ポルシェ・アジア・パシフィック」と共同で、ゾンダーウォンシュの「ポルシェ エクスクルーシブ マニュファクチュール」のエキスパートが、特別な「タイカン ターボS」を製作した。光や角度によって色が変化する一台だ。

地球の奥深くでは、奇跡的な変態が起こり、貴重な宝石である「翡翠 (ヒスイ。英Jade)」が生まれる。何千年もの間、地殻中の鉱物は熱を帯び、大きな圧力を受けて結晶化し、融合する。温度や圧力のわずかな変化が岩石に痕跡を残し、緑、黄、金、白、時には青などの模様が生まれるのだという。

鉱物の起源から匠の技を経て、多面的な天然石からジュエリーになるまでのこのユニークな旅は、翡翠の時代を超えた魅力の基盤となっている。この貴重な宝石にインスパイアされ、ゾンダーヴンシュ・プログラムによって特別なワンオフモデル「タイカン ターボS セレスティアル ジェイド」が誕生した。

ポルシェ エクスクルーシブ マニュファクチュールのデザイナーと塗装の専門家は、ポルシェ・アジア・パシフィック チームと共に、東南アジアの活気と革新性を自らのクラフツマンシップに反映させ、オーダーメイドのタッチや神話的なシンボルでこの重要な地域に敬意を表した。

【写真16枚】より高いパワーと長い航続距離、より高い安定性を備えた一台 

タイカン ターボ S セレスティアル ジェイドは、2024年9月5日(木)にシンガポールで開催された、タイカン地域発表イベントで世界初公開された。その後、このワンオフモデルは東南アジア各地で展示され、2025年にはオークションにかけられるという。

このゾンダーヴンシュの生産モデルは、2024年モデルのタイカンをベースに大幅に改良されたものである。新しいバージョンはより高いパワー、より長い航続距離、より速い加速、より速い充電、より高い安定性を備えている。

ターボSの最高出力は700kW[952PS、タイカン ターボS(2024年式)、電力消費量*合算値(WLTP)20.5-17.9kWh/100km、CO2排出量合算値(WLTP)0g/km、CO2クラスA]で、ピークパワーはローンチコントロールを備え、0-100km/h加速は2.4秒で、先代モデルより0.4秒速くなっている。

世界初公開:カラーグラデーションを施した精巧なクロマフレア塗装
タイカン・ターボS セレスティアル・ジェイドでは、ポルシェは初めて2色の「クロマフレア塗料」をブレンドした。このための準備段階と実施段階はいずれも非常に手の込んだもので、開発にはおよそ1年を要した。塗装自体は手作業で行われ、約80時間の作業時間を要した。

クロマフレア顔料は非常に薄い「フレーク」を含み、見る角度によって色が変化するように見える。このフレークは、不透明で反射性のあるアルミニウムのコア層から成り、その周囲をガラスのような層が覆っている。

この透明な層は、厚さによってさまざまな色に見える。薄片の厚さは全部合わせてもわずか1μmしかない。人間の髪の毛の太さはこの50倍である。このグラデーション塗装は、ゾンダーヴンシュのタイカンのボディに見られるだけでなく、リアモデルの呼称、側面の「Electric」ロゴ、キーフォブカバーにもこの印象的な仕上げが施されている。

カラーコンビネーションは、イエローとゴールドを基調とした明るいグリーンの「アーバン・バンブー」と、ブラックとブルーを基調としたダークグレーの「シフティング・カーボン」。それは、超越的な車名「セレスティアル・ジェイド」に結実している。

特にアジアでは、ヒスイは高貴で貴重な素材であり、伝統に富み、幸福と長寿を連想させる。対照的にカーボンは、ポルシェのパイオニア精神を象徴しています。この革新的で力強いカラーは、モーターレースの世界でもよく目にする色でもある。この素材は頑丈で軽く、耐久性に優れている。

シンボリックな力を持つ特注ロゴ、カーボン織りの特別仕上げ部品
壮観なクロマフレアの外装塗装に加え、このワンオフカーには特別にデザインされたロゴが各所に施されている。このロゴは、龍の頭(中国語の”Long”)と馬の体(中国語の”とMa”)を持つ神話上の存在であり、大きな力と強さを持ち、幸運をもたらす縁起の良いシンボルとされる「LongMa」をモチーフにしている。

2024年は中国や日本の干支である辰年であり、馬はトルコ語で「若い馬」を意味するタイカンを反映している。タイカン ターボS セレスティアル ジェイドの「LongMa」ロゴは、フロントドアとリアドアのシルガード、ドアプロジェクター、すべてのヘッドレストに見ることができる。

クロマフレア塗装にマッチするようにデザインされたもう1つのハイライトは、ニス塗装を施したカーボン織仕上げのコンポーネントだ。これは、フロントバンパー、サイドスカート、リアディフューザーの標準装備のターボナイト色のインレイに代わるものだ。

ホイールのエアブレードもこの特別な手作業で作られた素材で、ニスによってカーボンファイバーコンパウンドが透けて見える。見る角度によって、表面はさまざまな色合いできらめく。

「レザー・トゥ・サンプル」がタイカンにも登場
ポルシェがタイカンに標準装備する10色のレザーと15色のシームカラーに加え、「レザー・トゥ・サンプル」がゾンダーヴンシュ・プログラムを通じてこのモデルシリーズにも用意された。このカスタマイズオプションは、タイカン ターボS セレスティアル ジェイドで初公開される。

ポルシェ エクスクルーシブ マニュファクチュールのインテリアスペシャリストは、標準色のスレートグレーに「レザー・トゥ・サンプル」オプションのイングリッシュグリーンを組み合わせた。このエレガントなダークグリーンはドア、センターコンソール、フロントおよびリアシートに採用されている。

「レザー・トゥ・サンプル」プログラムには、イングリッシュグリーン以外にも約150色が用意されており、カラーをほぼ自由に選択することができる。問い合わせはポルシェセンターを通じて行うことができ、ポルシェAGのエキスパートが実現可能性を確認するという。

ゾンダーヴンシュプログラムについて
ポルシェは、1970年代後半から続く伝説的なゾンダーヴンシュプログラムを再解釈し、顧客との共同製作による個性的なワンオフカーのデザインを可能にする。このプログラムはさらに拡充された。

ファクトリーでの生産において、顧客のカラーやマテリアルの要望を個別に直接依頼できることに加え、この拡大には、すでに顧客に納車された車両に対するファクトリー再委託およびファクトリーワンオフサービスも含まれる。

顧客は新車のカスタマイズをポルシェセンターに依頼することができる。カーコンフィギュレーターでは対応しきれない場合は、ツッフェンハウゼン、またはアトランタやロサンゼルスなど世界各地のポルシェ拠点で、顧客との個別相談を行うという。

ここでは、メーカーの専門家が個々の顧客の要望を評価し、関連するファクトリーコミッショニングエリアの技術承認を行う。ゾンダーフンシュの代表的な特徴は、ラゲッジコンパートメントのレザーから、さまざまなタイプの塗装表面技術を用いたエクステリア全体の多色塗装まで多岐にわたる。

LE VOLANT web編集部

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