
DBX707やヴァラー、ヴィクターを彷彿とさせるデザイン
アストン・マーティンは2025年9月9日、英国のベビーカーブランドegg(エッグ)と公式パートナーとして提携したことを発表した。また、この関係に基づいて、両ブランドが共同で手掛けたオーダーメイドのベビーカーコレクション「Aston Martin egg3(アストン・マーティンegg3)」を発表。最初の製品は2025年第4四半期に発売される予定だ。
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自動車デザインの哲学をベビーカーに
eggブランドは、1999年にアンディ・クレイン氏が設立したBabyStyle社によって、2015年に立ち上げられた。同社は高級ベビートラベルシステム市場の需要に応え、彫刻的な美しさと技術的な卓越性を融合させた製品を展開している。アストン・マーティンとeggはともに、「パフォーマンスやクラフツマンシップ、革新性、そして控えめな高級感を追求しており、妥協のないデザインを求める顧客層に支持されている」という。
さらに具体的に述べれば、「最高の高性能車がスムーズで応答性の高い走りのために設計されているように、現代の高級ベビーカーには、コントロール、技巧、そして品質への揺るぎないこだわりが求められます。サスペンションからシルエットに至るまで、あらゆるディテールが体験を向上させるために考え抜かれて設計されているという点で、両者の世界の類似点は明らかです」とのことである。
このたび発表されたアストン・マーティンegg3は、アストン・マーティンのデザイン言語を反映、自動車に着想を得たエレガンスを特徴としているとのこと。製品はベビーカー、キャリーコット、アクセサリーから構成される。以下、デザインの主な特徴について述べていこう。
象徴的なキルティングはアストン・マーティン DBX707の内装を彷彿とさせるデザインであり、ハードトリムにも採用されている。ハニカム構造を持つデザインのホイールは、アストン・マーティンの象徴的なモデルであるヴァラーおよびヴィクターから着想を得たもの。また、中央ハブのグラフィックは、車両のインテリアに見られるロータリーコントロールを参考にしている。
そのほか、アストン・マーティンの内装から供給された本革や、立体的な仕上げのシリコン製ロゴなどを使用。
3つのカラーウェイと発売情報
コレクションは3つの異なるカラーウェイで展開。アイコニックとも言えるグリーンエディションは、レーシングライムのハイライトがアクセントとなっている。また、伝統的なヘリンボーン生地を使用した2種類のグレーのバリエーションも用意され、ヴィンテージなアストン・マーティンの内装やカーボンファイバーのクラフツマンシップを表現。明るい方のグレーのモデルには、ビターチョコレートのレザーディテールとマグニートブロンズのハードトリムが施されている。
発売は2025年第4四半期を予定しており、9月から世界中の厳選された小売店とオンラインサイト「eggstroller.com」で事前注文が開始される。また、2025年9月9日から11日までドイツ・ケルンで開催される「Kind + Jugend見本市」で世界初公開される予定だ。
アストン・マーティンのブランド多様化担当ディレクター、ステファノ・サポレッティ氏は次のようにコメントした。
「アストン・マーティンDBXが家族旅行に性能と多用途性をもたらしたように、この新しいベビーカーは、ご両親にスタイリッシュで機能的、かつ高品質な選択肢を提供し、家族全員にアストン・マーティン体験をお届けします。アストン・マーティンegg3®は単なるベビーカーではなく、卓越したデザイン、細心なクラフツマンシップ、優れたエンジニアリングに対する私たちの情熱を、ラグジュアリーなライフスタイルのあらゆる側面を向上させる製品に注ぎ込んでいます」
また、BabyStyle社の創業者であるアンディ・クレイン氏は以下のように述べている。
「当社の販売店や親御さんたちは、eggをしばしばベビーカー界のアストン・マーティンと表現してきました。ですから、多くの点でこのパートナーシップは自然な進化のように感じられます。これは、共通の価値観だけでなく、深い創造的な相乗効果に基づいて構築された、私たちの業界におけるコラボレーションの新たな基準を打ち立てるものです。
アストン・マーティンとeggは、どちらもデザイン、精度、そしてクラフツマンシップへの深い敬意によって動かされています。このコラボレーションは、志を同じくする者たちの完璧な出会いです」
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