ベントレー、新型「スーパースポーツ」をドバイで初公開
ベントレーモーターズは、新型「スーパースポーツ」を中東ドバイで開催されたVIP向けローンチイベントにて初公開した。最高出力666psを発揮し、後輪駆動を採用したこの新型モデルは、ベントレーにこれまでにない次元の走行性能をもたらす。イベントでは世界的スタントパフォーマーであるトラビス・パストラーナによる大迫力の走行映像が世界初公開され、同氏本人も会場に登場。日本市場への導入も決定している。
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豪華絢爛なドバイでのデビューとローンチカーの姿
ヨーロッパ、中東、アフリカ地域における新型スーパースポーツのデビューを飾る舞台となったのは、ドバイの海岸沿いにあるシェイカ・サナア・ビント・マナ・アル・マクトゥームのかつての王宮庭園である。会場からは、この日のためにベントレー・グリーンにライトアップされたブルジュ・アル・アラブを見渡すことができた。
ゲストを出迎えたローンチカーは、「デイブレイク」仕様と呼ばれるモデルである。ジェットストリーム・マットのボディカラーに、アークティカとポルトフィーノのアクセントが施された特別な一台だ。新型スーパースポーツは、最高出力666psを誇り、後輪駆動レイアウトを採用している。さらに専用開発されたシャシーとエアロダイナミクス・パッケージを組み合わせることで、これまでのベントレーにはない新次元の俊敏性と圧倒的なパフォーマンスを解き放つ。
工場を駆け抜ける大迫力の映像作品「FULL SEND」を公開
イベントのハイライトとなったのは、ベントレー史上最もエキサイティングでダイナミックな映像作品『Supersports: FULL SEND』のグローバルプレミアである。会場に設置された12メートル幅の巨大スクリーンでの上映と同時に、ベントレーの公式チャンネルを通じて世界中に公開された。昨年9月にイギリス・クルーにあるベントレーのキャンパスおよび「ドリームファクトリー」で全編撮影されたこの映像では、モータースポーツやエクストリームスポーツのアスリートであり、伝説的なスタントパフォーマーでもあるトラビス・パストラーナがステアリングを握っている。
彼は特別チューニングを施したスーパースポーツをドリフトさせ、過去5年間で大規模な自社投資が行われてきたベントレーの敷地全体を縦横無尽に駆け抜けた。1938年に建設された工場敷地内でのジムカーナ形式の走行は、ベントレー独自の「ピムカーナ」と呼ぶにふさわしいものであり、新型車の並外れた運動性能を見事に証明している。映像の上映終了後には、劇中で使用されたスーパースポーツをパストラーナ自身が運転して会場に登場し、スーパースポーツの購入を予定している約100名を含む400名のVIPゲストから熱狂的な歓迎を受けた。
新たなブランド戦略の体現と、日本市場を含む今後の展開
ベントレーのセールスおよびマーケティング担当役員であるクリストフ・ジョルジュは、このイベントが単なる新型車の祝賀会ではなく、ブランドの新たな戦略を実行に移した証であると語っている。ブランドの真髄、新たなアンバサダー、素晴らしい顧客たち、そして驚きに満ちた製品ストーリーを融合させた特別な一夜となった。同社は今後、スーパースポーツのオーナー一人ひとりと協力し、多種多様な仕様の選択肢を通じて特別な体験を提供していくことに注力する。また、ベントレーは1919年の設立以来、卓越した職人による手作業とエンジニアリングを融合させてきたが、「Beyond100+」戦略のもと、2035年までに完全な電気自動車専業メーカーへと変革する目標も掲げている。
新型スーパースポーツの受注は3月に開始される予定である。生産は2026年第4四半期からスタートし、2027年初頭には最初の納車が行われる見通しだ。販売対象国には英国や米国、ヨーロッパ各国に加え、日本市場も含まれている。
【ル・ボラン編集部より】
最高出力666psを後輪のみで叩きつける新型「スーパースポーツ」は、重厚なグランドツアラーの系譜において異端とも言えるアプローチだ。正直なところ、悪天候時の長距離移動という場面では、従来の全輪駆動による絶対的な安心感に物足りなさを感じるだろう。しかし、ステアリングの雑味がないクリアな操舵感や、しなやかな身のこなしを楽しみたい玄人には最適な一台である。スタント走行が示す通り、この野心作には武闘派としてのベントレーの真価が宿り、ブランドの流儀の再定義を予感させる。
【画像12枚】666ps・後輪駆動の圧倒的オーラ。ドバイで初公開されたベントレー「新型スーパースポーツ」の全貌を見る














