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【新型アウディRS 5】静と動を操る639ps。過酷なモロッコ・テストが証明したPHEVスポーツの真価

新型 アウディ RS 5

アウディスポーツ初のPHEV、過酷なモロッコで実力を裏付

アウディは2026年3月3日、モロッコのマラケシュにて新型「RS 5」のテストドライブを実施したと発表。アウディスポーツ初のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルとなる本作は、最高出力639psという圧倒的なパフォーマンスと日常の使い勝手を見事に両立させている。過酷なアトラス山脈やサーキットで証明された次世代クワトロの走りとともに、そのスペック詳細を紐解いていこう。

【画像17枚】アトラスの絶景に映える639ps。新型アウディRS 5が魅せる「静寂のEV走行」と「獰猛な加速」のコントラストをチェック

モロッコで証明された次世代ハイパフォーマンスの真価

サーキット・ド・マラケシュと、雪を頂くアトラス山脈のつづら折りの山道は、新型RS 5のポテンシャルを解き放つ絶好の舞台となった。サーキットの厳しい条件下では、量産車世界初となる電気機械式トルクベクタリングを備えた新クワトロ・ドライブシステムが威力を発揮する。リアの左右輪間でトルクを瞬時に配分し、極めて俊敏なステアリングレスポンスを実現した。

またアトラス山脈の荒れた路面では、革新的なツインバルブショックアブソーバーを備えたRSスポーツサスペンションが活躍。路面の凹凸をしなやかに吸収し、急な登り坂でもピッチングやロールを抑え込み、常にフラットな乗り心地を提供する。EVモードを選択すれば、山あいの村々を静寂に包まれたまま走り抜けることも可能だ。

V6ツインターボとモーターがもたらす639psの衝撃

新型RS 5の心臓部には、大幅に改良された2.9L V6ツインターボエンジンが搭載される。エンジン単体で最高出力510ps(375kW)を発揮し、そこに177ps(130kW)の電気モーターを組み合わせることで、システム総合最高出力は639ps、最大トルクは825Nmという強大なスペックを誇る。0-100km/h加速はわずか3.6秒で完了し、モーターの瞬発力がエンジンの過渡特性を補完し、鋭いレスポンスを引き出す。

さらに総電力量25.9kWhのバッテリーにより、EVモードでの航続距離は最大84kmを実現している。平日はゼロエミッションのコミューターとして、週末は野性味あふれるスポーツカーとして二面性を完璧に使い分けることが可能だ。最高速度はオプションで285km/hまで引き上げられ、ドリフト走行を許容する「RSトルクリア」モードも用意されている。

伝説を彷彿とさせる意匠と先進のデジタル空間

エクステリアは、ベースのA5から前後約4cmずつ拡幅されたブリスターフェンダーが、かつての伝説的な「オリジナルクワトロ」を彷彿とさせる造形である。フロントの立体的なシングルフレームグリルや、チェッカーフラッグを模したデジタルデイタイムランニングライトが力強い存在感を放っている。リアには第2世代デジタルOLEDテールライトや大型ディフューザーを備え、空力性能と迫力を両立した。

インテリアには「デジタルステージ」と呼ばれる空間設計が採用され、11.9インチのバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイ、さらに助手席用10.9インチ画面が標準装備される。新型RS 5には「セダン」と「アバント」が用意され、ドイツでの価格はセダンが10万6200ユーロ(約1938万円)から、アバントが10万7850ユーロ(約1968万円)からとなる。過酷なモロッコでのテストが証明したように、本作はあらゆる道で高いパフォーマンスを約束する一台となりそうだ。

【ル・ボラン編集部より】

かつて「獰猛にしてエレガンス」と評されたRS 5が、初のPHEVとして新たな系譜を刻む。639psの暴力的な牙と、日常を静寂で包むEVの顔。この両面を見事に新次元へ昇華した点にアウディの真価が宿る。電動化による車重増は否めないが、新クワトロの緻密な制御がその雑味を打ち消し、しなやかな走りを生むのだろう。オリジナルクワトロの意匠を纏う本作は、まさにスポーツカーの再定義と言える。

【画像17枚】アトラスの絶景に映える639ps。新型アウディRS 5が魅せる「静寂のEV走行」と「獰猛な加速」のコントラストをチェック

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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