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名車キャトルの開放感がEVで復活! 新型「ルノー4 E-Tech」に広大なキャンバストップ仕様が登場

圧倒的な開放感の「プラン・シュド」

ルノーは2026年5月4日、開閉式キャンバスルーフを備えた電気自動車(EV)「ルノー4(キャトル) E-Tech エレクトリック」の「プラン・シュド(Plein Sud)」バージョンの注文受付を仏本国で開始した。価格はテクノ(Techno)トリムが3万7290ユーロから、アイコニック(Iconic)トリムが3万9290ユーロから設定されている。

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往年の名車がEVに転生

「真南」を意味する「プラン・シュド」という名称は、青空と太陽の光をイメージさせるものであり、ドアやルーフまでキャンバス製となっていたオリジナルのルノー4「プラン・エール(Plein Air)」に由来する。同モデルは、電動キャンバスルーフによってそのオープンエアの体験を現代に蘇らせようとするものだ。

最大の特徴である黒い電動キャンバスルーフは長さ92cm、幅80cmという広大な開口部を持つ。これにより前席から後席まで全ての乗員がルーフに視界を遮られることなく、オープンエアを楽しむことができる。このルーフは、キーや車内バックミラー付近のボタン、または「Reno」アバターへの音声コマンドにより、任意の中間位置で止めることが可能だ。

ルノーはパートナー企業であるベバスト(Webasto)やハーツ(Haartz)の専門知識を活用し、重量増を犠牲にすることなく高い防音性と密閉性を実現したという。ルーフの構造部品には金属の代わりにプラスチックを採用し、キャンバスを4つ折りから3つ折りに変更することで、軽量化と効率化を図った。また、閉鎖時はキャンバスの厚みによって、開放時はデフレクターによって、外部のロードノイズを低減する工夫が施されている。

車両自体が当初からこのキャンバスルーフの採用を想定して設計されていたため、主要な機能や特性への影響はないとのこと。開口部を最大化するためにルーフバーは取り外され、アンテナはリアウィンドウに統合された。懸念される頭上空間についても、フロントが906mm、リアが813mmを確保しており、従来型ルーフ(フロント886mm、リア853mm)とほぼ変わらない。

注文受付開始時点でのボディカラーは、ツートーンカラーおよびソリッドカラーのスターリーブラックが選択可能であり、数週間以内にはその他のソリッドカラーも追加される予定。

全グレードを対象とした機能強化

今回の発表では、「プラン・シュド」の追加に合わせて、ルノー4 E-Tech エレクトリックの全ラインナップに対する機能強化も明らかにされた。それらについても以下、簡単に触れておこう。

まず、運転支援システムの総数は28へと拡大。左側フロントガラスピラーに設置された車内カメラでドライバーの疲労や不注意を検知する「高度ドライバー・モニタリング・システム」が新たに搭載されている。ドライバーの無操作状態が続いた場合に車両を減速させ、可能な場合は道路上に停止させる「緊急停止支援機能」も追加。

エコドライビング・アシスタントは予測型へと進化。車載マップを用いて前方のカーブやラウンドアバウトなどを分析する。アクセルを緩めるタイミングを警告することで、省エネルギーと安全性の向上を支援する。このほか、モビライズ・ファイナンシャル・サービスの契約者を対象に、月間2GBのデータ通信を3年間、または契約終了まで提供する新サービスを開始。さらに、充電時間の短縮も実現されたという。

【ル・ボラン編集部より】

かつてのルノー4が持っていた簡素で合理的な道具感は、EVという新しいプラットフォームを得て洗練の度合いを深めている。特筆すべきは、EVならではの静粛性とキャンバストップの共存だ。本来、ロードノイズを招きやすい布製ルーフは、無音で走るEVにとって相反する要素となる。しかしルノーは、専用の防音構造やデフレクターの工夫によってこの矛盾を見事に解決した。単なる懐古趣味のギミックではなく、エンジン音のない静寂のなかで風や太陽の気配だけをキャビンに取り込むという、現代的なオープンエアの解釈である。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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