ドイツ本国のワークスドライバーも招聘
東京都内で5店舗のポルシェディーラーを運営するエクセレンスインターナショナル/ブライトインターナショナル。その規模は日本で販売されるポルシェのおよそ1/6にも達するほどだが、そんな同社が2月24日、2016年シーズンのSUPER GTへの参戦体制を発表した。
同社は昨年からGT300クラスに参戦、シリーズランキング15位という成績を収めたが、今年の本気っぷりは半端じゃないようだ。なにしろドライバーには同社のエースである山野直也に加え、ドイツ本国のワークスドライバー、ヨルグ・ベルグマイスターを招聘。エンジニアもポルシェAGから呼び寄せるなど、とにかく力の入れ方がすごいのだ。
さらにマシンまでアップグレード。世界限定38台となる新型911 GT3 Rを導入、この日までにシェイクダウンを重ねてきた。
六本木のグランドハイアット東京で開かれた記者会見にて、マシンについて山野は「とにかくスタビリティが高い。ホイールベースの延長や電子デバイスの高度化、空力性能の改善などが効いているようです」と、すでに手ごたえを感じている様子。目標は「総合優勝、そしてポルシェのファンを増やすこと」だというが、実際今回の発表会には同社の顧客やセールスマンなどおよそ1200人を招待。会場にはグッズ販売コーナーやドライビングシミュレーターなどが用意され、ファンを増やす工夫が凝らされていた。また資料には実際にディーラーで顧客のクルマを整備しているメカニックも名を連ねており、SUPER GTへの参戦はサービス技術の向上を図る目的もあるようだ。
チーム名は「Exellence Porsche Team KTR」。他チームも多数新型車を導入するSUPER GT、今シーズンはますます面白くなりそうだ。