黄金道路(No.017)
日高の山並みが波打ち際まで迫る道。
太平洋の海岸線に沿って、広尾町から襟裳岬へ向かう道路の工事が始まったのは昭和2年(1927年)のこと。日高の山並みが波打ち際まで迫る断崖での工事は困難をきわめ、道に黄金を敷き詰めるほどの巨額な費用がかかったことから『黄金道路』の名がある。現在では道路改良が進み、トンネルが増えた分、景色は少々見えづらくなってしまったが、それでも荒波の打ち寄せる海岸風景はすばらしい。黄金道路を抜けると「何もない」襟裳岬もすぐだ。
ご当地情報
◎正式名称/国道336号
◎区間距離/33.5km(広尾町-えりも町)
◎冬季閉鎖/なし
◎撮影時期/7月上旬
アクセスガイド
フェリーターミナルのある苫小牧から襟裳岬までは176km。途中、日高町門別までは日高道(無料区間)が延びているのでアクセ スは悪くない。道東の帯広からは国道236/336号などを通っておよそ130kmの道のり。
観光情報
えりも町商工観光係 Tel:01466-2-4626
広尾町役場 Tel:01558-2-2111
文:佐々木 節/写真:平島 格