ブランド創立100周年を記念
ベントレー・モーターズはこのほど、ミュルザンヌに特別限定モデル「ミュルザンヌW.O.エディション・バイ・マリナー」を設定したと発表。8月24〜26日に開催されるイベント「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」にて初公開し、ベントレーが創立100周年を迎える2019年にデリバリーを開始する。
100台限定で発売されるこの特別限定モデルは、ベントレーの創業者W.O.ベントレー本人が所有していた往年の名車「8リッター」のクランクシャフトの一片がインテリアにあしらわれる。1930年に誕生した8リッターは、W.O.ベントレーが設計した最後のモデルだ。
ベントレー・モーターズでビスポークプログラムなどを手がける部門「マリナー」のデザイナーたちは、2019年で同社が創立100周年を迎えるにあたり、これまで紡いできた99年間にわたる英国車の類い希なる物語に思いを馳せ、この限定モデルを創り上げた。
W.O.ベントレーが所有していた8リッターのクランクシャフトの一片がアームレストに埋め込まれるほか、インテリアにはビンテージカーを思わせるヘリテージ・ハイドのレザーを張る。特筆すべきはイルミネーション付きのカクテルキャビネット。ハンドクラフトによるこのキャビネットには、8リッターのフロントグリルとヘッドライトの幾何学模様が象嵌細工で描かれている。
この象嵌細工には幾種類ものウッドパネルや素材が使用されている。4種類の木材でコントラストと立体感を表現する一方、ハイライト部分、文字、幾何学模様にはアルミニウムを使用。両サイドに並行に延びる縁取りはダイヤモンドのような輝きを放ち、アールデコ調の味わいを残したコンテンポラリーな雰囲気をプラスしている。