1.6リッターディーゼルエンジンとの組み合わせ
ホンダ・モーター・ヨーロッパはこのほど、1.6リッターディーゼル「i-DTEC」エンジンに9速ATを組み合わせる新しいパワートレインを新型シビックに設定したと発表。5ドアハッチバックと4ドアセダンの両ボディで選択することができ、欧州市場ではすでに受注を開始している。
新型シビックに搭載されるディーゼルエンジンはこれまでMT仕様だけだったが、今回初めてディーゼルエンジンと2ペダル仕様のトランスミッションの組み合わせが誕生した。9速ATを組み合わせるエンジンは、120ps/300Nmを発揮する1.6リッターディーゼル「i-DTEC」だ。
この9速ATは多段化による効率的なパワーデリバリーや高い燃費性能をもたらすことはもちろん、なめらかな変速によって質の高いドライブフィールを実現。走行シーンに合わせて9速から7速へ、7速から4速へというようにギヤを飛ばしてシフトダウンできる機能が備わっており、スポーツドライビングがより快適に楽しめるのも特徴だ。
この新しいパワートレインを備えたシビックは、今のところ欧州市場を中心に展開される。ホンダは日本でディーゼルモデルを展開していないことから、このモデルが日本に導入される可能性は低いと予想できる。日本で発売されているシビックの2ペダル・トランスミッションはCVT。ガソリンエンジンにも9速ATを組み合わせる仕様が登場すれば、日本でのシビック人気はさらに高まるのかもしれない。