ブランドの新しい方向性を示すスタディモデル発表へ
オペルというドイツブランドを覚えているだろうか。創業者アダム・オペルが1863年に設立したオペルは、1929年にゼネラルモーターズの子会社となり、日本市場でも展開された。1980〜1990年代には、Cセグメントクラスの「アストラ」やDセグメントの「ベクトラ」、Eセグメントの「オメガ」などが日本でも正規販売。その後、2006年に日本市場から撤退。2017年からはプジョーやシトロエン、DSを擁するPSAグループに属している。
そんなオペルがこのたび、次世代のブランドアイデンティティを示すスタディモデルの存在を明らかにした。「オペルGT Xエクスペリメンタル」である。
このスタディモデルは、この年末までに全貌が明らかになる予定で、現時点では写真をご覧のようにフロントマスクの一部が確認できるだけ。このモデルは、オペルの新しいブランド戦略やデザイン言語が表現されたもので、今後の同ブランドの方向性を示すモデルになるという。
オペルの発表によれば、デイタイムランニングライト付きのヘッドライトを組み込むフロントグリル部分には、運転支援システムのカメラやセンサーが盛り込まれた装備された「Visor」と名付けられた一体型形状が採用されているとのこと。
果たしてこのスタディモデルはどんな姿で現れるのか。そしてそれをどのように市販モデルへと昇華させるのだろうか。日本市場から撤退して久しいブランドではあるが、クルマファンにとって、今後の動向は注目に値しそうだ。