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レクサス・デザイン・アワード2019の審査員・メンターを発表

レクサスは、全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション「レクサス・デザイン・アワード2019」の審査員・メンターの一部を発表した。今年度は新たにイギリスを拠点とする世界有数のデザインブランド「エスタブリッシュド&サンズ」の共同創立者およびデザインディレクターであるセバスチャン・ロングを迎える。

セバスチャン・ロングは、モダンでありながら懐かしさを感じさせるスツール「ハイジ」や、木版画を彷彿とさせるデザインが高く評価されている「ロングウッズ」コレクションなど、アイコニックな家具が代表作として知られている。今回、さまざまなクリエイターとコラボレーションを重ねてきたロングがその経験を活かし、レクサス・デザイン・アワード2019のメンターとして参加することになった。

英国から新メンターが選出

さらに、審査員は昨年に引き続きデザイン界の重鎮、デイヴィッド・アジャイ、パオラ・アントネッリおよび、レクサス・インターナショナル・プレジデントの澤良宏が勤め、審査員とメンターはそれぞれ4名ずつを予定しており、その他の審査員やメンターは、10月中旬に発表予定となる。

この、レクサス・デザイン・アワードは世界で活躍するクリエイターをメンターに迎え、受賞者にメンターシップ制度を提供してきた。今年度は2019年1月にすべてのファイナリストが世界有数のデザイン拠点であるニューヨークに集結。経験豊富なメンター陣から多角的なアドバイスを受けられるほか、世界で活躍するクリエイターのプロダクトデザイン、製造、クリエイティブスキルに関する知識と経験に触れ、ファイナリストの技術やアイデアをプロトタイプ化し、ミラノデザインウィーク2019に展示する機会を提供する。

通算7回目を迎えるレクサス・デザイン・アワードは、デザインやテクノロジーの力で豊かな社会とより良い未来を創造する、革新的なアイデアを募集しており、全世界の次世代を担うクリエイターから注目を集めている。

応募作品は、審査員である世界で活躍する著名なクリエイターやデザイナー陣により、レクサスブランドとして重視する3つの基本原則、「予見する」「革新をもたらす」「魅了する」をいかに具現化しているかという点を審査基準として評価される。

レクサスは応募者に、社会や個人のニーズを「予見」し、「革新的」なソリューションで、観衆や審査員の心を「魅了」するアイデアの提案を期待している。そして今回は、応募作品の中から6作品を入賞作品として選定。すべての受賞者に対し、応募したアイディアをベースにしたプロトタイプの制作費として最大300万円を提供するほか、世界的クリエイターとのメンターシップを実施する。

 

また、入賞者6名をファイナリストとしてイタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2019に招待し、レクサス会場においてプロトタイプ作品の展示を実施。現地で入賞6作品の中からグランプリを発表する。なお、入賞者は2019年1月発表予定となっている。

審査員プロフィール

審査員 デイヴィッド・アジャイ/建築家

タンザニア生まれ。2000年に自身の事務所アジャイ・アソシエイツを設立。同氏が手がけたプロジェクトの中で5億4000万ドルと最大の規模を誇るスミソニアン協会国立アフリカ系米国人歴史文化博物館は、ニューヨーク・タイムズにも掲載された。また、2017年には、エリザベス2世によって大英帝国勲爵士(ナイト)に叙任され、TIME誌の「2017年、世界で最も影響力のある100人」のひとりとして紹介された。

審査員 パオラ・アントネッリ/MoMA シニアキュレーター

1994年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務。現在、研究開発部門責任者であると同時に、建築、デザイン部門のシニアキュレーター。展覧会のキュレーション、執筆、講演会など世界中で活躍。デザインが世界に好影響を与えることが普遍的な理解として浸透することを目的に活動。現在は、第22回トリエンナーレ・ディ・ミラノの準備に取り組んでいる。

審査員 澤良宏/レクサス・インターナショナル・プレジデント

京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。1980年入社。カローラなどの小型車外形デザインを担当。米国駐在、内外装デザインを経て、異色のデザイナー出身チーフエンジニアとして、アイゴの開発を担当し、2017年4月に就任。

メンター・プロフィール

メンター セバスチャン・ロング/デザイン・ディレクター

エスタブリッシュド&サンズのデザイン・ディレクターであり、数々の賞を受賞しているプロダクト・デザイナー。2001年に自身の会社を設立し、クリエイティブデザインのみならず、その後の製造プロセスにも深く携わっており、極めて幅広い技術を有する。過去には、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート、スイスのECALで教鞭をとる。また、デザイナーとしては、家具、照明、アクセサリー、ギャラリープロジェクトなど、幅広い分野で成功を収めているほか、製造業者としては、コンテンポラリーデザインの分野で注目される様々なクリエイターとコラボレーションしている。

H.Tanaka

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