ベーシックは「53シリーズ」に
メルセデス・ベンツのミドルSUV、「GLE」は10月初旬のパリ・サロンでワールドプレミアを果たしているが、今回はそのメルセデスAMGバージョンが路上で捉えられた。このテスト車は、いわゆる「53シリーズ」のようでGLEのAMGでは「63」に次ぐベーシック仕様となる模様だ。
現在メルセデスAMGの53シリーズは、「Eクラス」のセダンやクーペ&カブリオレ、さらには「CLS」でも展開中。「GLE53」は、それらに続くモデルとなる。その特長は、最新モデルへの搭載に相応しいパワーユニット。3リッターの直6ターボには9速ATの「9Gトロニック」を組み合わせ、それに新開発48Vマイルドハイブリッドシステムの「EQブースト・スターターオルタネーター」をプラス。最高出力は435ps、最大トルクは520Nmをマークする。
カモフラージュが施されたテスト車両は、テールライトのグラフィックの一部や大型のコーナーエアインレットを備えるアグレッシブなフロントバンパーが確認できる。また、暫定かもしれないがテールパイプはデュアルテールの左右出し。ちなみに最新のAMGモデルは縦スリットの「パナメリカーナ」グリルを採用しているが、この53では採用が見送られるというウワサもある。果たして、そうした外観のディテールが市販型でどうなるのか? その答えが明らかになるのは2019年となりそうだ。