初代誕生から11年でVWのベストセラーに成長
1月23日、フォルクスワーゲンはコンパクトSUVである「ティグアン」の世界累計生産台数が500万台に達したことを発表した。
初代ティグアンは、2007年にドイツ・ウォルフスブルクの工場で生産がスタート。2008年は年間で12万台以上を生産し、その後急成長。2015年では50万台にまで拡大した。
2016年になるとフルモデルチェンジを受けて2代目が登場。これはフォルクスワーゲンの新世代プラットフォームであるMQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)に基づく最初のVW製SUVとなった。
2代目(現行)からはロングホイールベース仕様の「ティグアン・オールスペース」(日本未導入)が追加設定され、より幅広いユーザーにアピール。そのほか、オフロードでの走破性を高めた「ティグアン・オフロード」や、Rラインには新たなデザインパッケージとして「ブラックスタイル」を設定するなど、モデルバリエーションを拡充。それに比例するように、生産台数は2017年で70万台、日本でも新たな選択肢としてディーゼルエンジンと4WDシャシーを採用した「TDI 4モーション」がラインアップに追加された2018年では80万台にまで伸びた。
現在、ティグアンとティグアン・オールスペースはドイツのほか、中国、メキシコ、ロシアという世界で最も重要な市場の工場で生産されている。
初代誕生から11年で世界累計生産台数が500万台に達したティグアン。世界中で確かな支持を受けているこのコンパクトSUVの人気は、今後も衰えそうになさそうだ。