ただし「いつ、どこに」はまだ未定
3月17日、フェラーリは北京汽車集団有限公司ならびにBAIC Eternaland Property Co., Ltd.と、中国におけるフェラーリ・テーマパークの設計・建設・運営についての法的非拘束ライセンス供与に関する覚書に調印したと発表した。フェラーリのテーマパークはこれで世界3つめとなる。
写真はフェラーリ初のテーマパークとして2010年に完成した、アブダビ・ヤス島の「フェラーリ・ワールド」。20万平方メートルの赤い屋根の下に、フェラーリを模したコースターで“おとぎの国 ネロ”の洞窟や渓谷を駆け抜ける4Dアドベンチャーの「スピード・オブ・マジック」や、フェラーリオーナーも未体験だろう5秒もかからずに240km/hまで到達する加速Gを体験できる「フォーミュラ・ロッサ」など、20以上のアトラクションが用意されている。
そして2番目の「フェラーリ・ランド」は現在、スペインのポートアベンチュラに建設中だ。
中国といえばご存じの通り、見覚えがあるようでどこか違うネズミや耳がなくて青い猫型ロボット的な何かが出迎えてくれるテーマパークが堂々と営業しているお国柄。フェラーリ風の何かをテーマにした施設を作られてしまう前に本家が乗り込んだのは英断といえるかもしれない。
中国に建設される3番目のパークがどのような名称になるか、いつ頃に完成するのかはいまのところ未定。けれど少なくとも日本からはもっともアクセスのいいフェラーリ・テーマパークなのは間違いないわけで、完成した暁には、そうした謎の施設も合わせて訪ねてみたいものです。