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タイヤメーカーも旧車ビジネスに続々参入 横浜ゴムが往年のスポーツタイヤ「A008P」を復刻へ

横浜ゴム(株)は、同社の歴史的商品のひとつである「YOKOHAMA A008P」を復活させることを発表した。

 

今回発売するサイズは、205/55ZR16 91W と245/45ZR16 94Wの2サイズで、発売は2017年秋を予定しており、欧州以外での発売は現段階では未定となっている。なお、同社は2017年1月にもヒストリックカー向けタイヤ「ADVAN HF Type D」の復刻を発表している。

 

初めてポルシェに新車装着されたタイヤ

 

この「YOKOHAMA A008P」は、1989年に初めてポルシェ社の技術認証を取得し、スポーツカーの911(タイプ964)に新車装着。現在のフラッグシップ商品である「ADVAN Sport V105」まで続く、ポルシェ車への新車装着の先駆けとなったタイヤ。結果として海外で「YOKOHAMA」の名を広めることに貢献し、同社にとっては記念碑的な商品のひとつとなっている。

 

なお、発表の場となったジュネーブモーターショーの横浜ゴムブースには、今回復活を発表した「YOKOHAMA A008P」のプロトタイプを展示。同タイヤはポルシェ社の協力により、ポルシェ・ミュージアムが保管する1989年製 「ポルシェ911 930ターボ・カブリオレ」に装着、来場者の目を楽しませているという。

 

欧州のみでの発売ということが残念だが、日本での発売を期待するヒストリックポルシェオーナーも多いはず。今後の動向に注目しよう。

 

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