最もデザインに優れた工業製品に選出
マツダ・ロードスター(海外名:MX-5)のリトラクタブルハードトップモデル「ロードスターRF(同:MX-5 RF)」が、権威のあるデザイン賞の「2017年レッド・ドット賞」において、プロダクトデザイン部門の「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を獲得した。
このベスト・オブ・ザ・ベスト賞は、レッド・ドット賞のプロダクトデザイン部門における最高の賞で、特に優れている工業製品に贈られるもの。ロードスターは2015年にソフトトップモデルが同賞を受賞しており、両モデルでの受賞となる。
レッド・ドット賞は、ドイツの「Design Zentrum Nordrhein Westfalen(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)」が主催する約60年の歴史を持つデザイン賞。自動車に限らない世界各国の幅広いカテゴリーの工業製品から、デザインの革新性、機能性、人間工学などの9つの基準に基づいて審査され、優秀賞が決定する。マツダはこの賞で2013年には「アテンザ」、2014年には「アクセラ」のハッチバックモデル、2015年には「CX-3」が「レッド・ドット賞」を受賞したほか、2015年には「デミオ」が特別賞の「オーナラブル・メンション賞」を獲得している。
今回の受賞に関し、デザイン・ブランドスタイルを担当するマツダの前田育男(まえだ いくお)常務執行役員は、「MX-5 RFではMX-5の新しい方向性に挑戦しました。このクルマは、デザイナー同士はもちろん設計や生産技術のエンジニアがいままで以上にチーム一丸となって創り上げたもの。このクルマに関わった全員でこの賞を喜びたいと思います」とコメントした。