2017年12月19日、ベントレー・モーターズ・ジャパンは、3世代目となる新型コンチネンタルGTを日本国内メディアに初公開した。
ベントレーならではのデザインDNAを受け継ぐエクステリアは、新たに彫刻的なプレスラインが施されるなど大胆なイメージチェンジを敢行。これは、第2世代モデルのフェンダーにも用いられたスーパーフォーミング技術でアルミニウム素材を加工したもので、トランクリッド以外のボディサイド全体をこの素材で構成することでさらなる軽量化が計られている。
最新のLEDマトリクスヘッドライトを採用したフロントのデザインは、ボンネットとグリルを低く配置することで「ワイド&ロー」を強調。ボディサイズは全長4850×全幅1954×全高1405となり、ホイールベースは従来型よりも106㎜長い2851 ㎜。サイドビューは、オーバーハングを短くしホイール後方に長さを持たせた、ベントレーならではのスポーティなスタイリングを実現している。インテリアはハンドクラフトで仕上げた高級天然素材のアイテムを違和感なく一体化。ステッチと刺繍で描かれた「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド・キルト」と呼ばれる模様は、構成する712個の正確で美しいパターンを特別にプログラムされたマシーンによって再現しているとのこと。
パワーユニットはベンティガにも搭載される6リッターW12 TSIツインターボとなり、その大排気量の過給エンジンが発生させる最高出力は635ps、最大トルクは900Nmを実現。新搭載となる8速デュアルクラッチトランスミッションを介した駆動方式は、走行状況に応じて前後トルク配分を可変制御するフルタイム4WDで、0→100㎞/h加速は3.7秒、最高速度は333㎞/hにも達する。メーカー希望小売価格は25,300,000円、デリバリーは2018年秋頃からの予定だ。
また、この新型コンチネンタルGTの1/8スケール・モデルカーがベントレーコレクションに加わった。市販モデルと同様に左右ハンドル位置やエクステリア/インタリアのカラーおよび仕様、ホイールデザイン、希望ナンバープレート、メッセージカードが任意でオーダーできるビスポークモデルだ。希望小売価格は税別914,000円となり、正規販売店での受付から製作されるため納期はおよそ17週間とのこと。
写真は実際のモデルカーとは異なります。
レポート=佐藤 玄(LE VOLANT)