機能の有効性とリーズナブルなコストが高評価に
スバルは、一般社団法人科学技術と経済の会(JATES)が主催する「第6回技術経営・イノベーション賞」において同社の運転支援システム、「アイサイト」に対する取り組みが評価され、「科学技術と経済の会会長賞」を受賞したと発表した。なお、表彰式は、2月13日13時30分よりホテル・グランドパレスで行なわれている。
この「技術経営・イノベーション賞」は、日本においてイノベーションを興し、経済成長や産業競争力の強化につなげるための表彰制度。日本発の優れた新規事業を発掘し、そのプロセスを他の技術者・経営者へ紹介。国内でのイノベーションを促進させるために、わが国初の本格的なイノベーション表彰として2012年に創設されている。
アイサイトは、世界で初めてステレオカメラのみで、自動車だけでなく歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュブレーキや、全車速追従機能付クルーズコントロール等を実現したシステム。
アイサイトはこれまでも、国土交通省とNASVAが実施する予防安全性能アセスメントにおいて、最高評価であるJNCAP「予防安全性能評価ASV++」に選定されるなど、第三者機関から高い評価を獲得している。
■第6回技術経営・イノベーション賞 「科学技術と経済の会会長賞」
(事業名)運転支援システム”アイサイト”
(受賞者)株式会社スバル
代表取締役社長:吉永 泰之
上級プロジェクトゼネラルマネージャー :樋渡 穣
(選考理由)
”アイサイト”は、四半世紀以上の研究開発から生まれた、運転の愉しさと安全性とを両立させるイノベーションである。非常に高い精度を持つステレオカメラ認識技術を、自動車製造ラインに流すための困難克服や、300万キロメートルを超える走行実験、試験、ビッグデータの活用で実現したこのシステムは、多くの類似方式の中で、精度やコスト面で優位にあると考えられ、また究極の安全性に向け進化し続けている点が高く評価された。