清水和夫のDST

レクサスの新鋭スポーツクーペが 美しき強敵、M6カブリオレに善戦【清水和夫のDST】Number 85-1

レクサスの新たな世界観とブレないBMWらしさ

2012年のデトロイト・ショーで披露されたLCは、レクサスの高級クーペのスタディモデルだった。その夢が叶って誕生したのがLC500だ。ハイブリッドという独自の武器と、クルマ好きを唸らせるV8を設定して登場。やはりド ライバー目線で開発されたため、テスト結果を含め、完成度の高さを体感することができた。BMWにとって6シリーズは重要な機種だ。レースの世界では、FIA GT3でM6が主役を務めており、空力に優れ、サーキットでも速い。今回はカブリオレだったが、そのダイナミクスは素晴らしかった。ベンチマークたる実力は期待を裏切らない内容だった。

 

RESULT

潜在能力の高いM6に見劣りすることないLC500の高い完成度
●BMW M6 カブリオレ:17.0/20点
●レクサス LC500:17.0/20点

ル・ボラン 2017年12月号より転載

注目の記事
注目の記事

RANKING