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アーカイブで振り返る自動車専門誌「ル・ボラン」500号の軌跡。

1993.11月号 200号

1990年代のル・ボランは……

バブル景気は崩壊するも、海外メーカーは積極的に車両のローカライズと販売車種の拡充、ディーラー網整備を行ない、さらに円高を背景とした販売価格の最適化や低金利ローンなどにより、1990年代は輸入車人気が一般層まで浸透した。誌面では国内のRVブームに応えて輸入車にもラインナップされてきたステーションワゴンやSUV(当時はまだクロカン車やオフロード4WDと呼称)も取り上げられるようになった。セルシオやNSX、スカイラインGT-Rに代表される基本性能が底上げされて走りの面でも肩を並べる国産車と輸入車のガチな比較試乗も珍しくなくなった。“道は星に聞け”の名キャッチコピーが印象的なカーナビも誌面をにぎわせるようになった。

【ニューモデル試乗 RUF BTR2/BTR4】
964ボディの最新ルーフBTRが日本上陸。バブル景気で多彩な本格スポーツカーを知った層に、“イエローバード”CTRで名を馳せたルーフブランドの訴求力はバツグンだった。

【55TH INTERNATIONAL MOTOR SHOW IN FRANKFURT】
ポルシェ911(993)、メルセデス・ベンツA
クラス(プロト)、クライスラー・ネオン、マツダ・クセドス9(ユーノス800)などがデビュ9ーした。

【ロードインプレッション ランチア・デルタ・エボII】
WRCを6年連続で制覇したランチア・デルタの限定車エボII。“最後のエボルツィオーネ”かと思われたが……。

【LV長期テストカー・リポート】
自動車雑誌ではメジャー企画の長期テスト車リポートはVWゴルフIIIで連載。実験台として大車輪の活躍をみせた。

【THE SELECTION OF CAR AUDIO】
DIN規格のカーオーディオが主流で純正品のクオリティが低かったため、カーオーディオのカスタムも人気に。

まとめ:吉田 恵/ル・ボラン2018年11月号より転載

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