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【ジムニー徹底解剖-1】ジムニー&ジムニーシエラに大量画像で迫る! エクステリア&エンジン

エンジンはジムニー用に最適化された
660ccターボと1500ccNAの2種類をラインナップ

R06A型3気筒658ccDOHC12バルブインタークーラーエンジン[ジムニー]

エンジンは、ジムニーがR06A型のターボ仕様660cc、シエラは1500ccのK15B型となる。660ccターボはインタークーラーが前置きになり冷却性能を高めたほか、ほこりを吸いにくいようにエアフィルターがシリンダーヘッド上に置かれ、レゾネーターも大型化されている。

前置きインタークーラー[ジムニー]

1500ccエンジンはNA(自然吸気)の国内初投入ユニット。トランスミッションは5速MTと4速ATを用意。軽自動車規格で排気量は660cc未満に制限されているため、1トンオーバーの車重を持つジムニーにはパワーを出せるターボエンジンが必須なのは当然といえば当然。一方で、燃費向上を目的としたダウンサイジングターボの採用が一般的となる中で、シエラのエンジンがノンターボにされた理由のひとつとしては、ターボチャージャーの構造的必然性が挙げられる。高圧の排気エネルギーでタービン(ターボチャージャー内部の部品)を超高速回転させて空気を圧縮、より多くの燃料を燃焼させるのがターボエンジンの仕組みだが、それだけに負担が大きく耐久性はエンジン本体におよばない(状態によりさまざまだが5~6万kmで壊れることも)。

K15B型4気筒1460ccDOHC16バルブエンジン[シエラ]

日本のような整備環境の整わない海外での使用環境も鑑みて、輸出の割合の大きなシエラにリスクの低いNAエンジンが選択されたことは想像に難くない。メンテナンス負担軽減の点で、日本のユーザーにもメリットが大きいといえるだろう。

 

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テキスト:吉田 恵/フォト:宮越孝政

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