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アルファのディーゼルは一味違う!? ステルヴィオとジュリアにディーゼルモデルを日本初導入!

動力性能、フィーリングともスポーティなディーゼルユニット

FCA ジャパンは、2月19日に都内で発表会を開催し、アルファロメオのステルヴィオとジュリアにディーゼルエンジン搭載し、日本市場に初めて導入すると発表した。価格はステルヴィオ 2.2 TURBO DIESEL Q4が6,170,000円、2.2 TURBO DIESEL SUPERが5,560,000円(いずれも税込)で、2019年4月6日(土)より、全国のアルファロメオ正規ディーラーで販売を開始するとのことだ。

このエンジンは、アルファロメオの「GIORGIO(ジョルジオ)プロジェクト」の一環として、ジュリア/ステルヴィオの車両設計と並行して開発が進められた高性能かつクリーンなディーゼルエンジンで、排気量2.2Lの直列4気筒ディーゼルターボユニットは、基本設計を共有しつつ、各モデル特性に合わせて最適なチューニングが施されている。

ステルヴィオは最高出力210ps、最大トルク470Nmを発生し、リッター100馬力に迫る高出力と、ディーゼルならではの圧倒的なトルクを両立。さらに、0-100km/h加速は6.6秒を記録しており、ディーゼルエンジン搭載SUVとして、スポーツカー並みの優れた加速性能を実現しているという。ジュリアは、最高出力190ps、最大トルク450Nmで、0-100km/h加速は7.2秒だ。

燃費は、実用燃費に近いWLTCモード計測でステルヴィオが16.0km/ℓ、ジュリアは17.2km/ℓを達成。これは同クラスのガソリンモデルに比べ、最大約45%の低燃費になっている。

エンジン本体は、アルファロメオのディーゼルエンジンとして初となるアルミ製エンジンブロックや中空カムシャフトを採用し極めて軽量。エンジン単体重量がわずか155kgに抑えられた結果、クイックかつ収まりの良いアルファロメオらしい軽快なハンドリングの実現に大きく寄与しているという。
全てのエンジン回転域において扱いやすいのも大きな特徴で、わずか1,250rpmで300Nm以上を、1,750rpmで最大トルク470Nm(ジュリアは450Nm)を各々発揮し、常用エンジン回転域におけるドライバビリティに優れている。さらに、バランサーシャフトの採用により振動が低く抑えられており、と同時に、8速オートマチックトランスミッションのシフトショック低減。車両設計と並行してエンジン開発が行われたことで、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)全体の低減が相乗効果として現れ、その結果、整った車両全体のバランスと共に、高い静粛性も実現しているという。

また、様々な先進技術の導入により、高効率かつクリーンな排出ガス性能を実現。低回転域からターボラグが少なく、レスポンスに優れたエンジン特性を実現するe-VGT(電子制御式バリアブル・ジオメトリー・ターボ)をはじめ、1行程に2000barの高圧燃料噴射を最大8回行う高精細な燃料噴射装置「マルチジェットII」を搭載し、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)やSCR(選択式触媒還元)、アドブルー(尿素水溶液)噴射装置といった排出ガス後処理技術の採用により、世界的に厳しいと言われる日本の排出ガス基準「ポスト新長期規制」をクリアしている。

ステルヴィオ 2.2 TURBO DIESEL Q4は、既存のガソリンモデル「2.0 TURBO Q4」と同等の装備内容で、バイキセノンヘッドライトをはじめ、18インチ5スポークアルミホイール、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のレザーシート、前席パワーシート、リアパーキングカメラ、パワーテールゲート、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)などの快適装備を標準装備。希望小売価格(税込)は、6,170,000円となる。
一方ジュリア 2.2 TURBO DIESEL SUPERも、ガソリン仕様の「2.0 TURBO SUPER」と同等の装備内容で、バイキセノンヘッドライトのほか、18インチ10スポークアルミホイール、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のプレミアムレザーシート、前席パワーシート、Harman/Kardonプレミアムオーディオシステム、リアパーキングカメラ、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)などを備えている。希望小売価格(税込)は、5,560,000円だ。

 

当日はFCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロム氏と、アルファロメオのEMEA地域エンジン開発部門代表のパオロ・パロッティ氏によるプレゼンテーションのほか、モータージャーナリストの河口まなぶ氏、山本シンヤ氏、塩見 智氏、今井優杏氏を交えたパネルディスカッションも行われた。

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