「ポリゴナル・ステアリングホイール」に加え巨大ディスプレイも確認!
BWWが「iNEXT」として開発を進めている、新型EVクロスオーバーのプロトタイプをキャッチ。しかも、今回は市販型に近いコックピットの撮影にも成功している。
そのコックピットで印象的なのはエンターテインメントシステム、ナビゲーション、および空調コントロールを一括で表示する大型の曲線ディスプレイ。新規開発となるこのデジタルコックピットは、情報表示とコントローラーを分けて直感的なタッチコントロール性が高められているという。
また、開発車両ではすでに形状が発表されている多角形の「ポリゴナル・ステアリングホイール」が装備されていることも確認。これは、BMWが自動運転と手動運転を切り替える上で最適な形状とアナウンスしているものだ。さらに、これも意匠が新しい「iDrive」と思われるダイヤル横にはスイッチコントローラーとおぼしきシフトセレクターも見える。いまのところ、これが最終的な市販型に採用されるじゃ否かは不明だが、「BMW i」の最新モデルらしいコックピットに仕上げらえることは間違いなさそうだ。
一方、iNEXTと比較すると格段に常識的になった外観ではドアノブに注目。テスラやメルセデス・ベンツではドアハンドルが飛び出すポップアップ式を採用しているが、BMWは内部に電子スイッチを備えた小さなタイプを採用。これは次期「4シリーズ・グランクーペ」でも装備される予定という。
搭載するEVパワートレインは、「eDrive」の最新バージョンを採用。現在は満充電あたりの最大航続距離を450マイル(724km)として開発中だが、このシステムは0-100km/h加速は4秒というハイパフォーマンスぶりも特長になるという。その市販型の車名は「iX5」という説が有力で、発売は2021年になるという。