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ホンダが再生可能エネルギーと充電コストの低減を両立するEV向けサービスを欧州でスタート!

2020年中にイギリスで提供を開始後、順次ドイツなど欧州各国に展開予定

ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、欧州で自動車メーカー初となる再生可能エネルギーの活用と充電コスト低減を両立するEV向けエネルギーマネジメントサービス、「e:PROGRESS(イー・プログレス)」を2020年中に開始すると発表した。

e:PROGRESSは、電力需要が少なく最も電力コストの安い時間帯にEVを充電。電力需要を平準化し、再生可能エネルギー由来の電力使用拡大に貢献するEV向けエネルギーマネジメントサービス。これは欧州初の自動車メーカーによるエネルギーマネジメントサービスで、2020年中に英国で提供を開始。順次ドイツや欧州各国に展開する予定という。

e:PROGRESSはスマート充電、リソースアグリゲーションを専門とするモイクサ社、電力会社のバッテンフォール社と共同で提供される。契約者は、スマートフォンのアプリケーションに必要な充電量を入力。EVを「ホンダ・パワーチャージャー」など自宅の充電器につなぐだけで、モイクサ社の「グリッドシェア」システムを通じてバッテンフォール社が提供する変動型電気料金を活用。最も電力コストの安い時間帯に、自動的な充電が行なえる。

ホンダ・パワーチャージャーは、ホンダが開発したEV用充電器だ。e:PROGRESSサービス開始に先立ち、「ホンダe」のデリバリー開始と同時に2020年初夏に欧州で発売される。

ホンダは、カーボンフリー社会の実現に向けてエネルギーマネジメントソリューションに取り組んでいる。V2G(ヴィークル・トゥ・グリッド)の実証実験を2020年1月よりロンドンで開始している。ロンドン・イズリントン特別区のタウンホールに電力系統との双方向での充電・給電可能な双方向充電器「ソスペソ・アンド・チャージ」を複数台設置し、公用車(EV)への充電、EVから建物への給電、さらに電力系統への調整力提供まで含めたエネルギーマネジメントの技術実証を行なっている。最も電力需要が少ない時間帯にEVを充電し、電力需要が高まる時間帯にEVに充電した電力を建物や電力系統へ供給。電力需要の平準化と、再生可能エネルギー由来の電力使用拡大を目指している。

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