「X7」のMスポーツ仕様をベースにダークカラーの内外装を採用した個性的な仕立て
BMWはこのほど、ラージSUVの「X7」に限定モデル「エディション・ダークシャドー」を設定、世界で約500台を発売すると発表した。今年の8月から米国のスパータンバーグ工場で生産されるこの限定車は、X7に設定されるすべてのエンジンバリエーションに組み合わせることが可能だ。
最大の特徴はネーミングで示されているとおり、BMWインディビジュアルによるカラーリングで、Mスポーツ仕様をベースにしたX7のスポーティなルックスとラグジュアリーな雰囲気を強調している。ボディカラーはフローズン・アークティック・グレー・メタリックで、これはBMWインディビジュアルの特殊な仕上げが施されたもの。BMWのXモデルでは、初めて採用されたカラーとなる。
サイドウインドーのトリムやB/Cピラー、キドニーグリルのフレーム&バー、エアブリーザー、そしてMスポークエキゾーストのテールパイプにブラッククロームフィニッシュを用いたBMWインディビジュアルのハイグロスシャドーラインが組み合わされ、ボディカラーとの見事なコントラストが表現された点も見逃せない。ホイールはVスポークデザインの22インチMライト・アロイで、ジェットブラックのマット仕上げだ。
Mレザースタリングホイールやポジションメモリー付きフロントコンフォートシートを採用したインテリアの仕立ても、エディション・ダークシャドー専用だ。ナイトブルーのアルカンターラを用いたルーフライナーや、ブラックとナイトブルーの2トーンによるメリノレザーを張るシートは、BMWインディビジュアル製。インパネ上部とドアアームレストはナイトブルーのナッパレザーが、そしてインパネ下部とフロントバックレストにはブラックのナッパレザーが採用されている。
センターパネルやコンソールには、BMWインディビジュアル・インテリアトリムフィニッシャーのピアノブラックを採用。「Edition Dark Shadow」のロゴがコンソール部に表示され、この限定モデルをさりげなく主張する。
なお、このX7エディション・ダークシャドーの生産がはじまる8月からは、米国スパータンバーグ工場で「X6」や「X5」を含むBMWインディビジュアル仕様が生産プロセスに統合され、アーバングリーンやグリジオテレストメタリックのボディカラーによる高品質仕上げを施すことが可能になるとのこと。